2021年、今年もいろんなことあり過ぎだった。

牡鹿半島でナカノカヤックスさんの取材で、逆に中野さんから撮影してもらった僕。

 毎年毎年、実に色々なことが起こってくれるものだ。そしてそれは必ずしも望んだことではない。まあそれは誰でも大なり小なり同じことでもあるけど。
ただ、自分にとっては一つのターニングポイントになるだろうなと思うことが発生した。
それはなんと言っても、椎間板ヘルニアと右肩脱臼をほぼ時を同じくしてやらかしてしまったこと。しかもカヌーワールドの取材中にである。

 この事故で嫌が上にも自分の年齢と体力の限界を思い知ることになったし、その後も見事に暗い影を落としている。腰は長時間立っていたり、多少の作業が入ると痛みが走るし、右肩も復調にはほど遠い。ただ3月からはパドリングが伴う取材が入るので、そこまでにはなんとかせねばならぬ。

 そして、これによって長年トランスポーターとして使用してきた車中泊仕様のレジアスエースを手放すことになったし、それに伴って再び欧州車、それも10年落ちのルノー・カングーを入手したのだが、これはこれでまた新しい扉を開けることになりそうである(転んでもタダでは起きないのだ)。

海の色である「ブルー・フランス」との出会いは、運命的なもの・・・と思うようにしているw

そしてカヌー・カヤックも身体の経年劣化(=トランスポーターの簡素化)に合わせて、少し質・量共に軽量化を図ることにした。
まずはタンデムシーカヤック、ホエールウォッチャー「建都」号、遠征のために作られたなかなかの技ものではあったが、は、手放すことにした。メインで使用するシングルのシーカヤックを軽量でもう少し小さなサイズのものに買い替える必要性が出てきたからだ。ただ、この買い替えはちょいと思うところがあって、今まで使用してきたテルクワに手を入れて、使い続ける方針に変更した。いずれにせよ、そのための原資が必要なので、手放す必要が出てきたのだ。幸い、早々に買い取ってもいいという方がいた。
さらにカヤックを続けるために、ウィンタースポーツはこれにておしまい、という判断をした。スキーからスノーシューなどを全て処分。音楽もやりたいしね。そう音楽!
ようやく楽しいことに繋がりそうな芽が出てきたのだ。まあ選択と集中というところか。

音楽は来年、自分にとってちょっと大きな動きがあるかも知れない。

身辺では義父が他界し、葬儀をはじめ、生まれて初めてという経験が色々と。それも人生上最大4回までなわけで、習うも慣れるもない重要なイベントだ。
しかし親族の死に対して思うこと色々あり、ただ残念ながら自分の親にはそれが言えないが、自分の子供には伝えておこうと思う。
来年もまた、色々なことが起きそうだし、色々なことを起こしていきたいと思うのは、年を重ねても変わらない。
怪我をした時、周囲から「もう年なんだから、いい加減休養しろっていうお告げだよ」などと言われたものだが、結局、身体を動かせないなら動かせないなりに何かできないのか考えてしまうという時間貧乏性は当面続きそうだ。
(商売には繋がらないからなあ・・・)