◆CW厳選! フィールドガイド

いずれもカラー4Pです。マップなど詳細は本誌をご購入くださいませ。

■内房(千葉県)
協力:ソルティーズパドルスポーツ

房総半島は関東園でも屈指のパドリングフィールド。特に南に行くほど「こんな風景があるんだ」と感動すること請け合い。内房側なら荒れることも少ないので、シーカヤッキング初級者でも楽しむことができるでしょう。まあもちろん最初はガイドツアーで行くのが安心ですが。
この時もちょっと動画を作っていました!
なぜかこの動画がアップされていなかったので、音楽をつけて再アップ。

■ 松島湾(宮城県)
協力:アースクエスト
残念ながらもう少し天気が良かったら最高だったのですが。屈指の観光地だけあって、観光船には注意注意。それにしてもこれだけ風雨で削られた奇岩があると果たしていつまで持つの?と思っちゃうけど、日本人のことだからきっとコンクリートで固めてしまうような気もする(苦笑)。実際補強している小さな島がいくつもあるしね。
でもまあ、この風景はここでしか見られないのは確かなので、ぜひ漕いでおきたいところ。ここ数回行った感じでは、このガイドで紹介しているスタート地点が満車状態だったので、新しくできた駐車場を利用する方がいいかもしれないな。

■ 家島諸島(兵庫県)
協力:バタフライカヤックス
「カヤックビルダーを訪ねて」と合わせて取材した。以前、「カヌーライフ 」誌で取材した時は、この島々に漕いで渡ったけど、今回はファルトボートの利点を生かして定期船で島に渡り、そこで組み立てて島々を周った。
やはり瀬戸内海の島々はいいよね。この時は潮流もあまり感じることもなく、パドリングは暑さとの戦いとなってしまった。この日は日帰りで戻って来てしまったが、浜でキャンプするのもいいだろうね。ただキャンプ場のある西島は、カヤックではふらっと上陸できないというのが残念な点(瀬戸内海はそういう島がちょいちょいあるのがこれまた残念)。
しかし男鹿島はどんどん形が変わっていくのだろう。同じ場所であっても10年くらい経って再訪すると大きく変わっていることもある。小生がやっているのは、日本の海から見える風景の移り変わりなのかも知れない。

■竹生島(滋賀県)
協力:ナチャラ
以前琵琶湖特集では辿り着かなかった竹生島。この回では竹生島のみにフォーカスして行ってきました。それにしても湖北の水は綺麗だなー、と思いつつ、ベタベタの湖上を漕いで行ったのでした。
島も良くこんな狭いところにこれだけのものを建てたなあ、というくらいに見事なもの。カヤックでなくても、一度訪問するとよろしいのでは。
ただ上陸できるかは、その時の混雑状況などになるようです。無理な場合は、素直に観光船でアプローチしましょう。

■東京下町(東京都)
協力:パドルクエスト
もうすっかり通常パドリングフィールドとなった、旧中川から小名木川、大横川、隅田川というコース。お花見コースとしては小名木川から大横川に入って数百mで戻ってきてしまうけど、そのまま先に漕ぎ進めて、隅田川まで漕げるのです。
大横川の橋は潮汐によってかなり低くなるけど、案の定、タモリ倶楽部でボートで潜れるかどうかを番組化していましたね。

カヤックビルダーを訪ねて 〈バタフライカヤックス〉

バタフライカヤックスのホームページはこちら
本誌企画「ファルト旅」でカヤックを借りてはいたが、工房を訪問したのは今回が初めて。ここもやはり典型的な「バックヤードビルダー」で楽しかった。
フレームの製作、船体布の切り出しと縫製、FRPの積層までここ一箇所で賄い、建物全体に機能的に配置している(一部外注しているパーツもあるようだけど)。またあまり語らない人ではあるが、本人の経歴やカヤックについての考え方もとても興味深いものでした。ぜひ一読を。
小生と開発、熟成してきたカヤック用汎用セーリングキットの情報はこちらまで。
今後はフォールディングカヤックの技術を応用して、様々なものも作っていきたいそうです。

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