価格:本体1,000円+税
発売:2017年10月30日
ISBN 978-4-8072-9591-3

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小生の担当記事は以下の通り
※画像は初稿のため、実際に販売されているものと異なる場合があります。

特集:即効! パドリング上達法

◆ 川編
協力:カエルアドベンチャークリアウォーターカヤックス

リバーカヤックでの基本的なテクニックを、カエルアドベンチャーの齋藤さんが解説し、ファルトボートでの川下りでボートの組み立てを含む(ファルターにとって、ちゃんとファルトボートを組めること、これも大事なスキルだと思うのですよ)、ファルと特有の技術をクリアウォーターカヤックスの清水さんに解説いただいた。イラストの指示も小生から出しています。

最後はうまい具合に二人のスケジュールが合ったこともあり、対談を入れてしまいました。ショップ中心の清水さんとインストラクション中心の齋藤さんではあるが、お互いに補完しつつ、カヌー業界を盛り上げている構造がわかったのが面白かったですね。

そして左上にあるのですが、取材で初沈をやらかしたのが今回。買って半年もしないEOS80Dを水没させてしまったのだ(幸い、この時のカメラは別の人)。でもなあ、この沈の原因は小生では無かったりするんだよなあ、と書いておこう。

なぜ私が海編をやらないかというところですが、編集会議でなぜか「知らない人がやった方がいい」という謎理論が通ってしまい、そうなりました。うーむ。

◆CW厳選! フィールドガイド

いずれもカラー4P、マップ類は別ページにあるので、気になるエリアがあったら、バックナンバーをお買い上げください。

◼️西伊豆(静岡県)
取材協力:西伊豆コースタルカヤックス
カラー4P
ご存知松崎の大将、村田さんにエスコートをお願いして、松崎から田子までのフィールドガイドを作ったもの。彼は人気アウトフィッターなのと、ご存知の通り店窓洞は観光船が動き出す前に入らなければならないので、日の出とともに遊び島から出艇した。
昔、何度か天窓洞には入ってみたことはあるものの、フィルムカメラだった頃はこの中の撮影は難しかった。この日は残念ながら曇り空だったため、若干入り込んでくる日の光に弱さはあったものの、インパクトのある写真は撮れたと思うのだ。
それにしても浮島海岸のゴロタ石の海岸は随分痩せているとともに、浮島から堂ヶ島方面まで見通せるところがあるとは知らなかった。

◼️笹川流れ(新潟県)
取材協力:アースクエスト
カラー4P
ここも何年前になるだろうか、カヌーワールドという雑誌での取材で漕いで以来(粟島への横断にある海岸を使ったことはあるけど)。その時は福島シーカヤッククラブ(今もあるのかな?)のエスコートで、台風の影響で結果漕げず、最終日に一部を漕いでなんとか記事を作った覚えがある。
この時は素晴らしくいい天気となり、笹川流れの美しさを存分に魅せてくれた。

◼️ウチノ海(徳島県)
取材協力:ホライゾン
カラー4P
ホライゾン代表の尾崎さんは、シーカヤックが日本に入ってきた早い時期からガイド/ショップとして活動されていて、小生も昔からの付き合い。開業当初は徳島の島々のロングツーリングも多かったが、最近はより初心者向きのウチノ海を中心にしているみたいだすね。それにしても鳴門海峡への出入り口になる小鳴門海峡、堀越海峡の潮流による流れはすごい。「潮流体験」もやっているとのことなので、興味ある人はやってみるといいだろう。ウチノ海とその外側を漕ぐ場合は、潮汐表と時計は必須なのである。

◼️五十嵐(いからし)川(新潟県)
取材協力:キャプテンスタッグWEST新潟店
三条市をカヌーで盛り上げよう!
カラー4P
イベントでこの川を下ろうという情報を得たのだが、この川を恒常的なカヌーフィールドにしたいということ、後援にキャプテンスタッグが入っているということがあって取材に向かうこととなった。
凄まじい瀬というのは無かったが、浅くなってできた瀬、ルートをうまく探さないと引っかかってしまう瀬が多かったので、喫水の浅いリバーカヤックか、ダッキー系などがいいだろう。
取材時は途中からみるみる天気が悪くなって、最後には大雨になってしまったので、撮影には苦労した覚えがある。でもきっとカヌー、カヤックを楽しむ川はまだまだあると思う。この三条市を「カヌーで盛り上げよう!」プロジェクト、時節柄競技カヌーの話題が多いようだが、ぜひレジャーカヌーのフィールド開拓も頑張ってもらいたい。

◼️吉野川(奈良県)
取材協力:モンベル五條店
カラー4P
いわゆる奈良吉野川。カヌーライフでは海の専任担当だったので、この手の川はまず下ることは無かったろうなあという川。所々にそれなりの大きな瀬と瀞場が連続しており(ラフティングツアーを実施しているコースだしね)、長さ的にも、もちろんレベルにはよるだろうが、ワンデイで遊ぶに十分な
都市圏から近いこともあり、河原の使用のマナーの悪さが眼に余ることもあるという。この日もゴミ袋を持参して、河原の清掃をしてからの出発となった。

◼️北山川(和歌山県)
取材協力:アウトドアショップ エディー
カラー4P
北山川、熊野川は小生が初めてファルトボートでのキャンプ旅をした、思い出深い場所だ。当時のガイドは神戸にある某アウトフィッターだったと思うが記憶が定かでない。この取材のエディの竹田さんも古くからガイドをしている人で、以前和歌山湾などの取材に協力していただいた。
国道にトンネルができて、瀞峡へのアクセスが劇的に良くなっていましたね。ジェット船に気をつければ、とってもいいフィールド(ジェット船が通れるというということは、カヌーも通れるということですけどね)だと思います。またトロッコ列車があることに驚き。周辺も面白いところが色々ありそう。

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