カヌーワールド vol.20
価格:本体1,200円+税
発売:2020年05月29日
ISBN 978-4-8072-9651-4
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小生の担当記事は以下の通り
※画像は初稿のため、実際に販売されているものと異なる場合があります。
巻頭特集は、「Bon Voyage!ガイドに学ぶ長旅のヒント」。長期ツアーを実施しているガイドたちから、長旅に役立つさまざまなヒントをいただこうというもの。
この企画は小生の提案。この流れは実は数年前から作っていました。小生がカヌー、カヤックを始めた頃は、日本全国のいいフィールドにキャンプツアーを行うとガイドさんがいたのだけど、ここ数年の傾向として、いわゆる体験とかワンデーとかばかりになってしまったなあと。もちろんそれはそれで面白いんだけど、やはり「旅」の道具としてのポテンシャルを知ってほしいなあと思って。ただ、いきなりカヌー、カヤックでキャンプをしながら旅をするのはハードルが高いので、まずはこうしたガイドツアーに参加してみてはいかがでしょう。ということから始まりました。
ガイドツアーはこうしたノウハウの宝庫なので、ぜひ活用してみるといいですよ。
■ ロングツアーガイドの実際に学ぶ・カヌーと旅のスキルを高める四万十塾の四万十川ツアー
協力:木村とーるさん(四万十塾)
・カラー8P
最初に同行取材した時から、実に色々なアイディアを持っている人だなあ、一度がっつりとロングツアーの取材をしたいなあと思っていたところだった。カヌーでの川旅を、これだけの期間をかけてガイドツアーとして行うところは、オーダー以外では無いのではなかろうか(あるっていうところがあったら教えてね)、
もちろん、好きであればということだけど、料理とか焚き火とかぜひゲストの皆んなとやってみるといい。道具もやり方もノウハウが詰まっている。この人のツアーに参加した人は、その人のカヌースタイルが酷似するんだけど、それはそれでいいことだと思うのだ。
■ロングツアーガイドの実際に学ぶ ・海外でウィルダネスを楽しむならガイドツアーを利用しよう
協力:佐久間克宏さん(カヌーピープル)
カヌーピープル
モンベル「はじめてのユーコン川 キャンプ&カヌーツーリング 8日間」
・カラー8P
小生も佐久間さんがガイドするツアーはユーコン2回、アルゴンキン1回参加している。もう本当に手練れのガイド、という感じ。海外のガイドツアーは確かに高めではあるけれど、なるほど確かにそれは高くなるよね、というくらいにケアが完璧なんです。それに余程英語(なり現地の言葉)が堪能でないと、取りこぼすことも多いし、何よりも安全という重要なアイテムを確保できるのだ(もちろん絶対ではないけどね)。長年の知り合いだけど、このインタビューでも「え?そうだったの?」という話も出てきて、自分的にも面白かったです。
そういえば最初にユーコンに行った時は、まだフィルムカメラとEos10Dの併用だったなあ。そして1台は壊してしまったのだった…。
■[師弟対談]旅に必要なスキルを探る
協力:西伊豆コースタルカヤックス
これは写真とマネジメント。なので大量にとった写真のうちの一枚を。
村田さんからは新人のサブガイド(しかも若い女性)が入ったよ、と聞いていたので、それならと設定した企画です。
若い人、それも女性ガイドが出てくるのはいいこと。厳しいところもあるかと思うけど、頑張ってほしい。この取材の後に新人女性ガイド3人による自主研修をやったとのこと。これもまたいつか取り上げたいな。前の号でもそうだったけど、基本的に若い人応援企画はどんどんやりたいのです。
CANOES & KAYAKS 2020 CATALOGE
カヌー&カヤックカタログ 2020
そして春号恒例のカヌー・カヤックカタログ。掲載する艇の初期ピックアップは小生の方でやります。今年はモデルは決まったものの、件のコロナ禍で大変な状況になっていますが、往年のブランドの再輸入が決まったりして賑やかになっています。今はちょっと外に出るのは憚れるかも知れませんが、とりあえずは脳内で楽しんでもらえればと思います。
それにしてもカラフルな世界になってきましたねー。
■水辺の漕ぎ語り[レッド・ウォーリアーズ]小川キヨシ(ベーシスト)
協力:とうろの宿
カラー4P
何かの媒体でミュージシャンがカヌーガイドをやっている宿があるという話を読んで、ずっと行ってみたかったところ。今回ようやく実現した。さらに小生も少しベースを嗜む?し(もちろん小川さんはプロで比べるべくもないのだけど)。
そして小川さんの「釧路湿原愛」はほんと凄いです。知識と実際に漕いできた経験は凄いですね。今はちょっと厳しい時期だけど、ぜひ宿を訪れて小川さんとカヌーを楽しんでみてください。色々なお話しを伺えます。
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