水辺の漕ぎ語り 羽根田卓也さん

リオ・デ・ジャネイロオリンピックで、カヌースラロームで日本人で初のメダリストとなった羽根田さん。春先だけ日本にいるという中で、スケジュールがなんとか調整できたというので(直前でもリスケになったけどね)、彼の地元の川まで取材に行ってきました。
メダリストとなって帰国してから、幾つものテレビやマスコミでインタビューされていた同氏、まさかカメラもインタビューアーもたった一人というカヌーワールドの取材体制に驚いたかな(呆れてたかも)w。
インタビューでは、他のマスメディアでは見られなかった内容を引き出せたと自負しています(専門誌ですから、カヌーって何かというところから入らなくてもいいわけですしね)。興味がある方は、ぜひバックナンバーを読んでいただければと思います。
いずれにせよ「カヌー」というスポーツを、以前と比べてだいぶメジャーにしてくれたことは確かです。東京オリンピックが終わったら、後進の指導も大切だと思いますが、ぜひ自然の中での競技ではないカヌー、カヤックというものに目を向けてくれたらなあ、と思うのでした。
いろんな意味でオリンピック・メダリストって凄いんだなあ、と思った一日でございます(苦笑)。

ファルトボートに首ったけ!

◼️『この世界の片隅に』の舞台をカヌーで巡る の巻
協力:村上水軍商会バタフライカヤックス(セール製作)
カラー8P
先ほどいよいよ販売開始となった、カヤック用汎用セーリングキット「ライトセール1.0」が生まれるきっかけとなった本企画。後書きにも書いたけど、ガイドとしての村上さんや、プロダクトとしての高嶋さんの他にも、自費での下見(まあ聖地巡礼とも言うけど)、タイアップ(と言うかどうしても映画のシーンの画像を借りたかった)のためにプロデュースの「MAPPA」と製作の「GENKO」との交渉などを編集部の名前は借りたけど力は借りずに独自で交渉、イラストレーターデビュー(笑)もしています(笑)。なんでも片渕須直も読んでくれたと言うけど、本当かな。さらに自分の主催する合奏団で主題歌を演奏、撮影した画像に合わせてみました。
「これが好き!」となると自分でも信じられないエネルギーが生まれるのです。

カヤックビルダーを訪ねて{ウォーターフィールドカヤックス}

協力:ウォーターフィールドカヤックス
カラー4P
実はウォーターフィールドカヤックス代表の水野さんとの出会いは古く、それこそカヤックビルダーとして名を挙げて間も無くの1996年、第一回奄美シーカヤックマラソンで、当時のマリンステーション奄美で開かれた前夜祭で、マラソン用に超軽量に作り上げられたシースポSの熱心な解説を聞かされた(失礼!)ところまで遡る。
その後、毎年シーカヤックマラソンで会ったり、当時ちょっと休みがあると九州に通っていたのでよくツーリングに行ったり、遣唐使ルート漕破隊のために製作したホエールウォッチャーを入手、奄美シーカヤックマラソンで運搬の時にできた傷の修理を頼んだりと  毎回思うのだが、あれだけのモデルをリリースして、さらに維持し続ける熱意というのは一体どこから来るのかと思ってしまうのであった。果たしてAfter Water Field Kayaksは生まれるのか、まあ気にしてもせんなきことか。


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