■ファルトボートに首ったけ!「名古屋・堀川アーバンカヤッキング」の巻
今回の本企画は小生が担当。実は、企画初の海外ロケ?を目論んでいたんだけど、件のコロナ禍を主に、諸々の事情が重なって国内、それもできる限り近くでという雰囲気となってこことなった。ただ、堀川がカヌーで下れることは知っていたんだけど、出す場所・回収する場所の情報はなかったので、本誌の編集後記に書いたけど、この夏に出す予定の「ルート66マップ」の表紙周りのイラストを依頼に、まつやまさんのアトリエに伺うのに合わせて(自費で)下見を行った。すると、まさに「ここから出して」「ここで上がる」という場所が見つかったのだ。しかもゴール地点にはボート屋さんがあるし(ボート屋さんなら舵社と繋がりがあるだろうと思ったし、案の定あった)。詳細はぜひ本誌をご覧ください。ただここも今の状況では水温が高くなる前、晩秋から春先までがいいだろうなあ。
今回の取材に合わせて動画を撮ったので、編集してアップ!
これからもっとキレイになっていくよね。
カヤックビルダーを訪ねて {オオタケデザイン}
取材協力:オオタケデザイン
・カラー4P
前号のイノウスタジオからのご紹介で取材に伺いました。沼津にあるウッドカヤックのビルダー。そしてこれからは自作希望者向けにスペースと工具の貸し出しも検討しているとのことです。
なーんと、ビルダーの大嶽さんは自分と同い年。しかも以前、トランスポーターとしてフォルクスワーゲンT-3のパネルバンが愛車で、これまたなんと小生のブログ「clubT-3」を愛読していただいていたとのこと。なんか色々繋がりますねえ。
■CW厳選!フィールドガイド
ここの画像は全てトップページのみ。マップなど4Pで構成しています。
◼️小樽・塩谷海岸(北海道)
取材協力:塩谷ブルーホリックシーカヤックステーション
カラー4P
当初、青の洞窟のみというお話しだったのですが、ちょっとそれではフィールドガイドとして厳しいということで、元ブルーホリックのスタッフの方にご協力をいただいて、小樽の西にある祝津から塩谷海岸までを漕いでみました。
いやこれはなかなかに素晴らしい地形でした。自分的にはこれでフィールドガイドのページ構成ができたって感じ。今は青の洞窟が人気過ぎて、このフィールドのガイディングはほとんどしていないということですが、自分で漕げるということであればぜひ漕いでみてください(ただ、荒れるとかなり厳しそう)。
ちょうど9月の頭、学生の夏休み期間ということですんごく混んでいました。まるで欧米の人気シーカヤックツアーみたい。ぜひ体験だけじゃなくて、「この先」にも進んで欲しいなあ。
◼️釧路川上流(北海道)
取材協力:ぢぢカヌー
カラー4P
もうカヌーイストの聖地と言っていい釧路川。数年前にカヌーワールド編集部でも訪れたのですが、そのときは大増水でとてもフィールドガイドができる状態ではない、ということで再度の訪問になりましたが、やはり何度訪問してもいいですね。この湖から流れ出していくってシチュエーションがいい!意外と流れが早いので、写真もバシバシ撮っていきます。
ぢぢカヌーさんにはカヌーのオプションとして使えるイスがあって、これがなかなかに良さそう。そうそう、釧路川では「カヌーのみをレンタルする」業者はいません。その理由は下ってみればわかると思います。
うーん、思い出したらまた行きたくなってしまったよ。
◼️千歳川(北海道)
取材協力:支笏湖ガイドハウスかのあ、ディスカバリーズ
カラー4P
少年の頃、木々の枝の隙間から差し込む強烈な夏の日の光が、美しい水面に差し込む浅く、透き通った水の川を延々歩いた記憶がある。今となっては、青森にあったということだけで、なんという川か忘れてしまったが、そんな記憶を思い起こしてくれた川だ。実際川の上に漕ぎ出してみると、結構流れが速く、いつもは海の上を漕ぐ自分は少々あたふたしてしまったが、その速さに慣れると心地よい。水の美しさ、そして障害物にはなるけれど、水の上に張り出した木々の枝が作る木漏れ日。そこかしこにエディもあるので、自分のカヌーコントロールをしっかりできればという条件はいるが、とても楽しい川だ。何よりも、町から近いというのがいいし、逆に言えば、町の近くにこういう川があるというのもなんとも羨ましい。うちの近くにこんな川があれば、海に出ることはなかった・・・かもしれない。
→ 次のページへ