CP+ 2023 カメラと写真映像のワールドプレミアショーに行ってきたよ。
今日から週末の2/26(日)までパシフィコ横浜で開催されている、CP+に行ってきたよ。
CP+(プラス)という名前がついているけど、要はカメラと周辺機器の展示会。カヌー・カヤックを含むアウトドアアクティビティをやっている人で、写真や動画に興味がある人も多いので、それに適した機材が出ていないか偵察に行ってきたでござるよ。
今回は珍しく初日。休日だったしね。
数年前訪れた時は、一般の時間に行くと凄まじくこんでいた記憶があるので、まあこんな仕事をしていることもあって、プレス申請をしてその専用の時間に行ってみました。
先にカヌー・カヤックなど水モノで使えそうなカメラはないか…と探してみたんですが、ようやく見つけたのは、Insta360の360度カメラとアクションカメラ。防水なので、ブルーウォーター中心のツーリングには良さそう。僕が「カヌーちゃんねる」で撮影しているのはGoproなので前方が中心だけど、全体で記録できたらそれはそれでいいだろうね。機会があったら試してみたい機材だ。
その他、ちょっと面白そうだったのは、Goproなどをスマホでwifiでコントロールするときに、離れた場所(デモでは水中だったけど)で使いたい場合に、その電波を伝達するためのケーブル。(株)ルミカのBirodのブースにあった。長めのカヤックの先端にカメラをつけて、コックピットのスマホでコントロールしたいとか、ながーい一脚の上にカメラをつけて、やはり手元のスマホでコントロールしたいというときにはいいかも。ちなみに僕のカヤックのマストにつけて撮影する分には、電波は届いていますが。
えー、それだけと言われそうだけど、防水のコンパクトカメラが、OMシステム(旧オリンパス)のTG6くらい。これも2019年のデビューだからそろそろ新モデルが出ても良さそうだが・・・。防水に限らずコンパクトカメラはほとんど見なくなり、せいぜいブロガーが使うようなカメラがあるのみ。
アウトドアメーカーとコラボしたり、アウトドアでも使えるような(三脚のヘッドにテーブルをつけるとか)機材の展示はあったけど、極めて水辺に近いところで使えるような機材は逆に減った印象。
そして、もう一点。強烈な印象がありまして。
それは会場に入った瞬間に「あれ?こんなに小さな展示会だったっけ?」と思ってしまったのだ。プレスの時間に入ったので人は確かに少ないのだが、会場自体がずいぶん縮小された感じ。実際、出展メーカーも主要なところでリコーイメージング(GRシリーズやペンタックスなど)が出ていないようだ。
一旦会場を出て休憩していると、僕の背後で関係者らしき人が、中止となる前と比べると規模がずいぶん小さくなったというような話しをしているのが聞こえてきた。
ただ賑わいという点では、午後になると、一般の人がずいぶん入ってきたので、安心したけど・・・。
これはやはりスマホが原因なのだろうな。実際、数年前に某メーカーにこのままだとボリューム層はスマホにとって変わられ、よほどお金のかけられる写真マニア層だけが残る時代になってしまうよ的な提案をしたことがあったけど、いよいよ現実になってきたのだろう。だって今、デジ一+レンズを揃えると、中級機でレンズも含めれば3〜40万円だもんね。そしてどちらかというと高級機の方にシフトしている感じがするくらい。
そのうち書こうと思っているけど、僕がフィールドで写真を撮るときに使いたいカメラとして拘っているところとは逆の進化をしているんですよ。そのうちの一つをいくつかのメーカーさんの説明員と話したけど、確かにそうですねえ、でもそれは(このシステムでは)困難ですねえ、それってどれくらいの人が必要ですかねえ、と言外に言われているようで、毎度のことながら、その場所を後にするんですけどね。だから満足しているわけではないのだけど、今使っている90Dを大切に使用しなければならないわけですよ。
代わりにスマホにつけるレンズやマイクなどのアクセサリーは、いくつかのブースで出品していたが・・・。
スマホへシフト、で印象的だったのは、今回色々ノベルティを用意しているブースもあったけど、大体が、スマホから会員登録やLINEの友達登録をして、SNSで拡散してもらうと代わりにあげるよ、というパターン。プレスの時間は皆なんなくやっていたけど、一般の高齢者ではずいぶん引っかかっている人がいた。中には、スマホを持っていないのはどうすればいいんだ、という人も。なんかミスマッチを起こしているようにも思え、なかなか難しい状況になっているようだ。
個人的にはなかなか面白かった商品、勉強になったこともあったけど、それはまた日にちを変えて。