カングーの専門店を渡り歩く(その2)

試乗してみて、とにかくヘッドクリアランスと乗りやすさにびっくり。
加速やハンドルフィーリングはちょっと独特だけど、それ以上に実にコンフォータブル・・・だろう。

ところがこの時の写真をFacebookにアップすると、なんとここで働いていたという人から連絡をいただいたのだった。
細かいことを伺うと言葉を濁してはいたが、まあ総じていい店とのことだった。
これでそこで買う気はアップしたが、納期2ヶ月というのが少々気になっている。


そして2店目。
高年式のずいぶん綺麗なカングーばかりが並んでいる。
うーん、ほとんど新車と変わらないなー。
色々話しつつ、車検でいくら掛かるか聞くと、
「車検は50万は見積もってもらってます。あとは点検して(交換が不要なところは)削っていきます」。
ひゃー、車検毎に50万は無理だわ〜。
というか、ちょっと旧車に関する考え方が自分とは少々異なるみたいだ。
この店は(技術があっても)厳しいかなあ、という方に傾いていく。
予算を伝え、条件に近い車が入庫したら連絡くれるかどうか聞くと、
「そういうお客さんが多いので、いちいち電話はやっていないです」。
地方から問い合わせも多く、すぐに売れていくという。
まあ、その必要もないということだろうね。

というわけで、その店を後にする。


さらに3店目。
ちょっと距離があったが(普通の人には相当な距離になると思うが、自分は距離計がぶっ壊れているのである)、是非とも行ってみたい店だった。

その店は店主がyoutubeチャンネルを持っていて、そこで知ったのだ。
相当な「カングー愛」を感じたので、是非とも行ってみたいと思っていた。
もちろんショップなので利益も考えなくてはいけないが、その前に専門店を名乗るなら、その車を好きであることが必要だと思う。これがひっくり返ったような店もありそうだが。

ところがである。
日曜にそのショップに行ってみたが、誰もいない。
人の気配もないので電話してみたが、何度か電話をしてようやく出た。すると、その店は一人でやっていて、たまたま用事があり、留守にしていたという。大変申し訳ないとお詫びはいただいたのだけど、うーむ、日曜なんて一般客がよく来るだろうに。張り紙の一つもないのはどうしたものか。
少々遠いこともあり、行けることになったら連絡しますと言って終了。その日は帰ることにした。


その方面にはもう一店あったんだけど、そちらは逆にyoutubeを見て行くのを止めた。値段が釣り上がって行くのって、ああいう店にも原因があるんじゃないかと思ったから。

というわけで、カングー探しは早くも混迷を極め始めたか。
その時乗っていたレジアスエースは、別に今日明日買い換えなければという状況ではなかったが、やはり身体に早く楽をさせたかったし、何よりもどんどん高騰していく中古車価格に、少々焦っていたのだ。

なんか、車に限らず自分が探し始めると無くなっていた、値段が上がっていったというのが多いような気がしてしまう。
大昔になるけど、BMW E20系のワゴン(ツーリング)を探し始めた時とか、T-3(ヴァナゴン、カラベル)もそうだったりとか。

ただ、こうなるともう欲しくなってしまって仕方ないわけで。
ちょうどカヌーワールドの入稿ラッシュと重なっていたこともあり、もう一度例の店に行って、レジアスエースの下取り価格を確認して、予算で待ちができるか聞いてみることにした。