モンベルから「アルフェック ユーコン400T」がデビュー!

先日、プレス向けのモンベルの2023春夏商品発表会に行ってきたよ。
いよいよカナディアンカヌータイプのファルトボートの販売モデルが展示される、という噂をつかんでいたので、(毎回行っているけど)今回は特に行かなくちゃ、という感じになっていました。
今回もモンベル広報部の方々と今後のカヌーワールドの企画やカヌーを取り巻く環境など、色々とお話ししたけど、それは置いておき、何はともあれその新カヌーとやらの紹介をしたいと思います。

いきなりだけど、モンベルの広報担当の方に解説いただい動画はこちら。

カヌーちゃんねる「【新商品情報】モンベルからアルフェック「ユーコン400T」デビュー!

プレス向けのモンベル2023新商品発表会にて。カヌー、巨大SUP、フロートチューブなどが紹介された。

モデル名は「アルフェック ユーコン400T」
やはりユーコン川を下るイメージで命名されたのかな。

バウの形状。波きり性は良さそう。

ただフレームワークがちょっと特殊で、前後のシート間にのみフレームが増やされていますね。前回展示されたプロトタイプと比べると、シート周辺のフレームワークが変わっているかな(記憶なので曖昧でごめんなさい)。フロアパッドは付属するそうです。

船体布はアルフェック共通のテンションシステム、テコの要領でガンネル位置のフレームまで持ち上げています。

全体的には、クローズドデッキのアルフェックシリーズと同じコンセプトのオープンデッキカヌー。アルミフレームにボトム材とデッキ材の 吃水にはエアスポンソンを仕込んで安定性とテンションを強めています。

サイドを見ると意外とロッカーが強い。しかし、キールもはっきり出ているので直進性はそれで確保されるのだろうか。
チャインの張り出しは強いので、それなりの安定性と積載力はありそう。ただ4mという長さも手伝って、シートをセンターにもつけられるようにして、むしろシングルユースの方が楽しそうな感じがする。キャンプトリップならさらにそう感じるだろう。

二人乗りの場合は、ワンデイのショートトリップだろうか。
いずれにせよ、乗ってみないことにはなんとも言えないけど、こういうのが新たに出てきたということだけでも楽しいではないですか。

また、展示されているものはプロトタイプとのことで、収納・組み立てデモもできなかった。市販品ができたらインプレさせてくださいねー、とお願いしておきました。


主なスペックは以下の通り。
全長:400cm/全幅:93cm/重量:20.5kg/価格:¥203,500(税込み)