CW厳選! フィールドガイド:蘇洞門(福井県)

福井の蘇洞門をフィールドガイドとして訪問するのは、カヌーライフ時代から2回目。前回は小浜からの往復だったが、今回は、案内をしてくれたナチャラの北村さんと吟味し、蘇洞門がある内外海半島(うちとみはんとう)をぐるりと回るコースをとった。

個人的に行ったところを戻るよりも、ワンウェイの方が好きだ。今回は漕げるメンバーと複数台の車があるという条件が揃ったので、それができたのだ。

この様子は動画でも撮影、編集してyoutubeにアップしているので、ぜひご覧ください。
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出発したところは湾奥ということもあって、ほとんど波もなかったのだが、最初の岬を越えると、前日までの強い北風の影響が残っているようで次第に波が出てきた。何かあった時に湾の奥に点在する集落のところまで戻らねばならず、また、ほとんどが断崖の続く海岸線でエスケープもできない。これこそ実は美しくも厳しいフィールドでもある。

今回は動画で見てもらっても分かる通り、とても残念なことに洞門に入れるような状況ではなかった。前回は入れたのだが…。

周辺情報は盛り込んであるので、あとは海の状況を見つつ(観光船も見つつ)楽しんでもらえればと思う。

しかし自分的な収穫もあって、それはやはり滝の落ちる砂浜かな。まるでジュラシックパークのような雰囲気。水量は時期によるのかも知れないが、高度も合わせて遊ぶにはちょうどよく、なかなか楽しめる。これ以上大きい滝だとちょっと近寄りがたい。やはり夏の間は渡し船も来て、海水浴に人気の場所になるそうだ。シーカヤックなら海と空の状況がよければいつでもアプローチできる。うまく時期を外して行ってみるといいだろう。
そして「栓」のような形の老人礁も面白い。
今回、福井県の観光協会の人も同行となった。こんな素晴らしいシーカヤッキング・フィールドがいくつもあるんだから、ぜひ宣伝して欲しい。って、まずはカヌーワールドからかな。福井には他にも素敵なフィールドがあるもんね。いつか若狭湾を舐めるように漕いでみたいわさ。

フィールドガイドで寄稿しているので、その状況・情報などは本誌を確認してくださいませ。

フィールドガイドは「カヌーライフ」時代からずっとやっているんだよね。自分的には最長連載と言っていいけど、今度、どれだけのフィールドに行っているか数えてみるか。