エンジン音には気をつけていなければならないT3だが、たまには音楽も聴きたくなる。といっても最近の音楽にはついていけないことも多いので、折を見ては旧いテープをデジタル化している(2005年3月28日の記事)。
で、デジタル化した音源をどうするかというと、今流行のハードディスクオーディオ、i-podに落とし込むのである。

僕のT3には、前のオーナーがつけていたCDチェンジャーがついていたのだが、昨年壊れてしまった(2004年5月16日の記事)。これもまた妙な配線になっていたので、Drにすべて取り外してもらった。そしてこのヴァナゴンに入っているオーディオには外部入力端子がついているので、ここにCDプレイヤーをつないだりして急場をしのいでいたのだが、ちょうどハードディスクプレイヤーが爆発的に売れ始めた時期、これはいっそこいつを車載した方がいいかもしれぬ、という構想が自分の中に持ち上がっていたのだ。

そして構想半年(笑)、ちょうどi-pod miniが値下げされたということもあり、ついに購入に踏み切ったのであった。

最初、FMトランスミッターで飛ばそうと思ったのだが、どうもこのトランスミッターだと雑音をよく拾うそうである。(Web/CGへの投稿記事
このほかにもWebサイトへの書き込みや伝聞などでも、あまり褒めたものはなかったので、このトランスミッターは止めて有線で直接つなげることにした。

そこでこの旧いオーディオ、新品を買うのとたいして変わらない値段だったにもかかわらず、修理して残しておいた意味が出てくる(2004年6月30日の記事)(Webの記事では「最新モデルのなかには、外部入力端子AUXを備えるユニットがある」なんて書いてありましたが、90年式のオーディオにだってついていたのです)

あとは、i-podから直接オーディオにつなげるミニプラグを買ってくればいいだけだ。
早速、ある家電量販店で用品コーナーを見回してみる。純正品だけではなくサードパーティからも様々なオプション品が出ている。さすが売れている商品は違うね。

ミニプラグだけのものを探していたら、接続先がミニプラグになっており、しかもシガーライターから充電もできる「車載用」の商品を見つけた。
「これだ!」
ミニプラグの外部入力があるカーオーディオの方が少ないだろうに、なんともぴったりな商品があったものだ。

マウントはスチール製のごく普通の置き台にした。単に安いからだ。
しかしi-podをセットしてみるとスカスカ。ラバーをつけた状態でのセットを前提としているためだ。それにしてもこのラバー、ちょいとばかり高いのと、ipodの筐体のメタル感を損ないたくなかったので、本体をホールドするところのRがきつくなるように加工した。

振ってみるとカタカタとうるさかったので、下側に緩衝材を貼り付けてみたら具合も良くなった。とりあえず普通の走行で困ることはなさそうだ。
ダッシュボードの傾きに合わせて曲げて、両面テープで接着。

そして待望のスイッチオン! おお、ちゃんと再生されるではないか!(当たり前だ)
しかし後ろからの音は、あまりいいとは言えない。逆にスピーカーの悪さが目立つようになってしまったようだ。うーむ、これはやはり後ろのスピーカーも替えなければいかんかなあ。
あとはコードもシフトにかかる部分の処理を考えた方がよさそうだ。

・・・こうして泥沼にはまっていくのである(苦笑)。