うーむ、リ・スタートを切った我がT3ヴァナゴン・ウェストファリアを受け取ってからすでに2ヶ月が経過しているのか・・・。相変わらずほぼ終電の日々が続いているのだが、このブログを更新することが日課とまで思えるようになってきてしまった。

さて、これは受け取り当日のお話しである。
長大シーカヤックを高さ2mを越える屋根に楽に載せられるようにしたいけれどルーフが重くなったら上がんないから極力シンプルに改造する計画、の3回目である。

「いわゆる雨どいの取り付け」(2005年1月19日の記事)にて、前の部分だけを取り付けていたYAKIMAの「Side Loader Bracket」であるが、リア側はカヤックのスターン部(後ろのこと)を固定するためのバーというものではなく、ルーフにボトムを擦らずに載せるためのガイド的な役割のバーをつけようと思っていたのだ。ポップアップルーフのリアエンド部を見ると、4本のボルトで止まっている。これがなかなかよさげな大きさなのである。

一本ネジを外してみると、ネジの太さ的にはぴったり。あとは一箇所穴を開ければ、ヒンジの金具をそのままアテにして固定することができるのである。
そのようにして、両サイドにこのブラケットを取り付けた(のは岡田メカですが・・・)。
そしてここから先の作業は家に帰って来てからになる。

今まではジープ用のリフティングハンドルを利用して取り付けていたルーフレール用のフットを取り外してバーから抜く。前方に一本の移設してスターン(リア)側は一本そのまま残し、エンド部に一本新設という結局3本のバーがルーフに取り付けられるというプランだ。これによって以前よりも前方にシーカヤックを固定できるようになるのと、固定する場所も隔壁近くなり、多少力を入れてベルトを締めてもたわみは少なくなるという算段なのだ。FRPの中空構造であるシーカヤックをたった2本のバーの上に載せるだけでも変形するのに、隔壁以外で絞り込めば、さらに変形してしまうのだ。

足りない一本は昔デリカバンに4本つけていたことを思い出し、家の裏側をゴソってみたら泥だらけになった一本が出てきた。これでよし。あとはフット部である。

これはレインガータータイプに替えることになるのだが、ここでどの程度の高さのものにするのか、迷いに迷うことになる。

スーリー951 バー上までの高さ 15cm。
スーリー952 バー上までの高さ 20cm。

これ以上高くしても仕方ないので、

RV-inno AD ルーフからの高さ 15cm。
RV―inno SD ルーフからの高さ 18.5cm。

の計4種類からのチョイスである。スーリーとinnoではバーの高さの基準が違うことを気をつけなければならない。
高さそのものについては、低すぎれば複数艇積んだときにスカイライトに接触する可能性もあるし、高すぎれば積載に苦労するので改造した意味がない。

さんざ悩んだ上(このあたり血液型A型全開)、カヤック用のサドルをかませることによって積載部分のかさ上げを行うことにして、一番低いスーリー951をチョイスすることにした。

そして新品を買うこともないかなあと思い、世に言うところのオークションに初挑戦することにしたのだ。
いくつか出品されているのだが、意外と高値な上に直前で値がどっと釣り上がることが数回続いたので、使用する時間も近づいてきたこともあり、小さめのオークションサイトで一発落札価格とやらで落札してしまった。モノはバーも一緒だったのだが、郵送費がかかるのでフット部だけでいいと伝えて送ってもらう。

これまた取り付け作業に入るまでに数日を要して、ようやく作業当日。アタマの中はもう完成した絵柄ができていた。あれこれ悩む必要はない、GO!
フットを箱から出してバーエンドに差し込み・・・ん?・・・差し込めないぞ。え?サイズが違う?いやスーリーとInno(バー側)の規格は同じだぞ?
いくらネジ込もうとしてもバーがフットに入っていかないのである。なんで?!

以下次回