浜名湖畔のキャンプ場にて。まるでグラウンド(笑)

クーラントと呼ばれる冷却水の経路は、T3ヴァナゴン、カラベル系ではもっとも気をつけなければならないところである。
車体の後ろにあるエンジンから一番先頭にあるラジエーターまで送り、さらにまた一番後ろのリザーバータンクに戻すまでの一周約12.8m(≒全長4.6m×2+1.8m×2)を、途中障害物もありつつぐるぐると回すのであるからトラブルが無いわけはない。長年経っていたらなおさらである(僕はこの車については乗らないことがいいことだとは思わないのです。理由はまた後日)。

ただ、漏れるポイントはいくつかに集約されるそうである。水に触れているのに鉄を多用していたり、振動にさらされたり熱がこもる場所なのに樹脂製の部品を使っていたりと、おおよそ日本人が描くドイツ人のイメージとはかけ離れた素材の選択をしているように思う。

これがクーラントパイプ。思いっきり錆びていました。

僕の場合はTピースと呼ばれる3差路と、エンジン側のクーラントパイプが腐食していた。そしてリザーバータンクも恐らく熱で変質したのだろう、割れていたとのころなので新品と交換をした。

これは問題がよく発生するそうです。
ホース類も出来る限り交換。
そしてリザーバータンクには・・・。

そして車引取りの日、この交換したリザーバータンクをひっくり返してみると、ザラザラと錆ついた金属片やらゴミやらが落ちてきたのである。絶句。
こんな錆やら金属片がエンジンやラジエーター内を巡っていたかもしれないと思うとゾッとする。1回タンクに戻ってきてしまえば再び出ることはないかもしれないが、戻る途中にエンジン梗塞やラジエーター梗塞などになったらシャレにならないではないか。

そしてフューエルフィルターやオイルフィルターなどのフィルター類を交換。フューエルラインも油断ならないのでチェックしてもらう。

奥に見える銀色の筒がフューエルフィルター。これも消耗品だそうです。
リンケージ部分ですね。ちょっと渋さが戻ってしまったので、再調整です。

アクセルペダルの反応が渋かったので、ワイヤーとリンケージを交換。昔のラジコンのような2段階変速からようやくフツーの無段階変速に戻ることができた。

というわけで、動力系だけでも多大なる時間と労力を必要としてしまったのである。お次は足回りである。書いているだけで疲れてしまったくらいだから、作業はそれこそ大変だったに違いない。近ければちょくちょく邪魔しに、じゃなかった手伝いに行けるのになあ。残念至極。

パーツ類写真提供:ファントムガレージ