春のいつぞやの号の「Auto Camper」誌に企画ページで外国製のキャンピングカーの購入ノウハウが掲載されていた。

大筋としては、気をつけるところだけ気をつければ、中古の外国製キャンパーも思ったほど高くはなく、リーズナブルだよという内容。
実は自分がこのT-3を買う時にも「思ったほど」というのはあった。しかしその後は「思った通り」お金がかかる車になってしまったけど(爆)。

さてそこのワーゲンの項目に、T-3ベースのものはマニア向け、と最後に付け加えられていた。
まあそうだろうね(苦笑)。
でもちょっと面白いと思ったのは、今やT-3ヴァナゴンベースのキャンパーなんて、普通のキャンピングカー屋さんの広告には掲載されることなどほとんどなく、ワーゲン屋さんや旧い欧州車を扱う店で意思を持って探さない限り見つからない車なのに、一般オートキャンパー向けの雑誌にわざわざ1行を付け加えているというところだ。この記事を書いた人の趣味なのか、それとも編集部に問合せが多いのか。
聞くところによると、この次ぎの世代となるT-4キャンパーのオーナーさんの間にも、次ぎはT-3もいいんじゃない?という先祖返り的な現象が起きている、という話しもチラホラ(笑)。
でもこれはやはり「直そうと思えば直せる車」という情報が、ゴク一部の愛好家だけがもつだけではなく、水平展開されるようになったことが大きいと思うのです。あと手前味噌ながら、こんな状態でも維持し、楽しんでいる?clubT-3号の意義も大きいかもしれません(笑)。実用車なんですから、楽しんでナンボです。
ただ周りのT-3が少なくなって来ているんだよなあ。友人もHカメラマンも廃車にしてしまったし。電気系でアドバイスをいただいたこともある方も売りにだしたとか。維持費を筆頭に手放せ圧力は年々高まっているのは確かですね。
本屋にフィアット500のムックがあったので、手にとった。そこには旧チンクの維持の仕方について書かれていたけど、実用車で月単位、乗るごとにあれだけメンテが必要だとちょっとめげちゃうかなあ。チンクで30年前の車。ヴァナゴンは20年前。うーむ、そんな日が来てしまうのだろうか。