6月も最終週だと言うのに、また終電ベースの帰宅になっている。音楽の力を借りて仕事の疲れを誤魔化しつつ帰ろうと思ったら、i-podの電池はカラで何も反応せず、駅からは梅雨とは思えぬ熱帯のような雨に打たれて帰ってきた。この他にも、そりゃないだろうガックシということは数知れず。この沼の底のような状態からいつ脱出できるだろうか。

さて、この話しは実はまだ4月のことなのだ。このときがT3帰還後の初の家族を乗せてのお出かけとなった。この日は富士サファリパークに針路をとった。新聞に会員登録をすると入場料が安くなるというのに釣られたこともあるが(笑)。

さて、東名高速裾野ICまでは順調に走り、いよいよここを曲がればサファリパークというところで、なんとい長蛇の列。駐車場にさえ入れない状況になっていた。本当はライオンバスとやらに乗りたかったのだが、なんと今から(といってもまだ午前中だ)並んでも16:00を過ぎると言う。そしてゲート手前の駐車場もいっぱい。つまり乗ったまま自分の車でサファリパークを走るしか選択肢はないのである。明らかに構造的欠格である(その後公園を過ぎたところにある第二駐車場から、ゲートさえ出なければ何度でも周回できることを知った。当然入るときにそんな説明はくれなかった。実に不親切である)。

まあ仕方ねえか、OHもしたばっかりだし、エンジンがまさか止まることもないだろうと思ったら、視界に赤い点滅が飛びこんできた。
「え?」
そのまさかのオイル警告灯が、ウルトラマンのカラータイマーよろしくピカピカと点滅しているのである。

「ウソだろ~」

点灯+ブザーというのは過去にあったが(2003 年9月24日の記事)、点滅というのは初めてのパターンだ。とにかく停めなくてはしょうがない。しかしゲート前が駐車場とともに大渋滞。停めるところすらないのである。

誘導にならない誘導員に(いざという時に誘導できないなら信号で十分だ)腹立たしくなりつつ、緊急停車をして、エンジン周りを見てみる。オイルの漏れは見当たらない。次ぎにオイルゲージを抜いてみる。このエンジンは止めたばかりでは正確に量を測れないのだが、ゲージにオイルはついてくるので無いと言うわけではなさそうだ。

ファントムガレージに連絡を入れて岡田メカに対処法を聞く。
カクカクシカジカでこれはどうしたことでしょう?
すると、OHしたエンジンに稀に見られる症状ということで、エンジンをいったん切って、かけなおすとリセットされるという。うーん、過去のエアフロの不調における対処法みたいだな(ヴァナゴンシンドローム2003年10月27日の記事)。「あまり頻発するようならオイルを交換してみましょう」とのこと。

確かに再度エンジンをかけた後は、再発することが無かった。