養老SAで朝を迎えた友人のバナゴン。向こうの山に雪が残っているのが気になります。

そうそう、アップができない間に「で結局ボスは合うのか合わないのか?」というご質問を何件かいただきました。

結論から申し上げますと品番「8012」はT-3にも合います。ところが、このボスになるかどうかは未だバタバタが続いているのです(笑)。

京都南ICで国道一号に入り、一路交野を目指す。ファントムガレージに辿りつくにはどうしても4回曲がらなければならないのだが、まあ4回しか曲がらなくて済むとも言える。

そんなこんなでファントムに到着したのはお昼前。

岡田メカが着くまで運転席でパソコンを立ち上げ、原稿やらこのclubT-3の文章やらをツラツラと打ち出した。まあ愛煙家がタバコを吸わないとイライラするように、頭に浮かんだことを文字で吐き出さないとストレスになる人種なのである。

そうこうしているうちに岡田メカ出現。

東京から来ると言っても、僕の場合は全く珍しくなくなってしまったので(苦笑)、挨拶もそこそこに早速荷降ろしの準備を始める。なにせ今日中に再び相模原まで戻らなくてはならないのだ。

岡田メカはローダーのチェックをしはじめた。「ああ、なるほどねえ。ふーん、この車はこうなっているのか、これはいいなあ」。うーむ、やはりプロは見るところが違う(汗)。岡田メカはローダーの向きを変えて入れなおすと、早速荷台を上げ、スロープで車を滑らして一気に入れてしまう。何せ不動車なのでイッパツで決めないとメンドクサイのだ。

自作のウッドシフトノブ。こういう工夫が好きな友人なのだ。

岡田メカにこの車から僕に貰い受けるいくつかのパーツを伝え、次の車検時に交換する予定。といってもほとんど交換してしまっているので量は少ない。

友人は、結構新しい部品も多いからバラして売ってもらってもいいよ、と話していたのでそれを伝えると、「バラバラにするより、バラバラなものをひとつにする方が(自分の性に)合っているんだよね」と岡田メカ。いいですね、こういう考え方。大好きです。それを友人に伝えると、「またいつか買い戻したいな」とつぶやいていました。もちろん岡田メカのところで、でしょうね。

「Cars」DVDのおまけについていた「メーターと幽霊」という短編に、「バラバラにされてオークションで売られちゃうんだぁ」というメーターのセリフがあったことを思い出した。

さて、珍しく予定していた時間に作業は終了したので(あ、僕の車をいじったんじゃないから当然か?)、最後に91年式以降対応と記載されていたMOMOボスを渡し、T-3ヴァナゴンに合うかどうか確認をお願いし、次の修理を打ち合わせつつ、また東京に向けて出発する。まさにートンボ帰り。