89年式とはいえ、北米輸出用であったヴァナゴンには一応基本的な便利装備がついている。

集中ドアロックもそのひとつだが、いつのころからかスライドドアのロックがかからなくなってしまった。まったく利かないのであればモーターの故障かとも思うのだが、たまにかかるので、多分接点が錆かなにかでダメになっているのかなあ、と思い、ドアとボディの接続部を見た。

接点と思われる場所は4つのピンがでているのだが、案の定緑青がふいている状況であった。DIYショップで、銀・銅製品のツヤ出し剤を購入し、早速磨いてみた。接点は細かく凸が並んでおり、ちょっと凝っているのにドイツを見る。

きれいに錆を落として、ドアをしめ、ロックしてみる。おお、きちんと連動するではないですか。完璧です。