モンベルで扱っていた頃のYAKIMAのカタログ(2005年12月10日の記事)が出てきました。

最近のブロックというのに驚いた。ブログではない、ブロックである。

子供へと、ある海外メーカーのブロックをいただいた。いくつかの宇宙船が作れるセットなのだが、翼、キャノピー、車輪、エンジンのカウルまで、それぞれのパーツがリアルで、はめ込み式のプラモデルのようなのだ。
子供にせがまれるままに「設計図通り」に作ったのだが、うーん、と唸ってしまった。

ブロックの本質ってこういうもんだっけ?

昔は普通のブロックを工夫して「翼に見える」ようにしたり、飛行機の「キャノピーのように見えるように」したりして、親からなんと言われようとも、自分がそのつもりで作ったものはそのように見立てて遊んでいた。
確かに手先を使って作っていくことは脳の訓練には重要だが、こうリアルなパーツばかりだと、答えがひとつしか出てこないと思うのだけど、それってブロックなのかなあ。
ブロック遊びって創造性だけではなく、想像性というのも伴うものだと思っていたのだけれど。

さて、某所でデッドストックになっていたYAKIMAのバーセットを手に入れた。もちろん買ったのだけれど、「本当にこれでいいの?」なんて聞かれてしまったほどボロボロの箱に入っていました(苦笑)。

このバーの特徴はなんといってもバー断面が丸いこと。これを利用してカヤックを屋根に載せやすくするわけだ。

既に今もそのために第3のバーがついているわけだが(2005年6月10日の記事)、カヤックを載せるときにどうしてもボトムに角の部分があたってしまうので、なんとかコロのようなものをつけられないかなあ、なんて漠然と考えていたわけである。

ちなみにYAKIMAのアタッチメントには、このコロがついているタイプが存在する。が、見るからに重そうだし(ポップアップルーフだって活用したい。といってもカヤックを載せたままじゃ持ち上がらないけど)、シットオントップを載せることもあるので、いっそバーそのものが回転する方がいいだろうと思った次第なのだ。

まあとにかく、ベースとなるバーを組んでみよう。

これがタワーのパーツ一覧。結構点数も多いし、それも金属製が多い。いいことです。

YAKIMAのタワー部分はしっかりしたつくりです。一見、丸棒の方が軽く見えるのですが、なかなかずっしりした手ごたえ。逆に屋根を上げるのが辛くなりそうです。

スーリーと違ってバーとタワーの固定は、ナットを締め込んで行う。これがヴァナゴンのような背の高い車で位置決めをするには、ちょっと厄介である。

スーリーでは若干はみ出してしまったガーター部分もピッタリ。まあ当たり前といえば当たり前ですが(笑)。そしてガーターとあたるエッジ部分にはゴムのカバーがついていたりします。デザイン的にはなかなかGoodです。

さて、ベースキャリアをつける算段のついたところで、次はカヤックすべらしコロの加工である。


サイドオーニングがある側はギリギリ。ルーフをちょっとあげて締めこむ。

うーん、ホームページかあ。本当はフォルクスワーゲンT3Westfariaのホームページをつくり、その一コンテンツとしてこの「奮闘紀」があるはずだったのだが、なかなかその思いを達成できないなあ。
東京では雪。今日は車が欲しい用事があったのだが、こんなときに限って車が無いものなのである。せっかくスタッドレスに替えたのに(苦笑)。

さて、この3本目のバーはカヤックを載せるための補助で使う。丸棒なので抵抗はさほど大きくないと思うのものの、やはりなるべくボトムを傷つけないようにしたい。

というわけで、これに塩ビ管などをかぶせてコロのようにボトムを滑らせる仕組みをつけることにした。ルーズなボートキャリアのようなものである。

25mm径のものにすると、余裕を持って回転させることができる。そしてこの塩ビ管にはカヤックのボトムを載せたときのクッションとなるように、自転車のバーテープを巻いた。これも東急ハンズで購入したものだが、選ぶことのできる種類が少ないうえに、結構高い。昔、ロードマン(古!)やユーラシアなんかが流行っていたころは、もっと安く、いろいろな色のテープがあったと思ったのだが…。(僕はロードマンを改造してチャリ通学スペシャルなんていって乗っていました・笑)

そしてこの塩ビ管の中にバーを通し、左右のタワーをはめてレインガーターに取り付けて出来たのが、この3番目のバー。タワーも低めなのでカヤックを載せるためのアテとして丁度いい。カヤックそのものの固定は、前2本のバーを使うのだ。

というわけで、こんな感じです。

T-FMの”AVANTY”を聴きながら更新作業。この番組けっこう好き。
300回更新まで、なんとあと3回!