さて、昨日からの続きである。
会社に行く前にできるところまでやっておこうということになった。とにかく残り3箇所の穴を開ける。
取り付け位置を大まかに確認し、前後、左右でずれがないか視認して位置を決定した。もしホントに慎重を期すのであれば、もっとちゃんと採寸してから行うべきなのであろうが、変なところでズボラな性格なもので、目視で決めてしまう。

後方はルーフテントの生地に穴を開けてしまうと怖いので、ポップアップルーフをあげて位置決めをする。カヤックを載せるにはある程度の間隔が必要だ。バーの位置は、できれば前後バルクヘッドの隔壁部分に来るのが望ましい。強度が高いからだ。取り付け予定位置の間隔を計ってみると120cmくらい。残念ながら僕の愛艇には少々足りないが、問題のあるほどではない。できる限り後方に、そして前に設置したバーと同じラインに並ぶよう位置させた。
穴を開け終わったところでタイムアップ。いったん会社に行くことにする。穴はとりあえずガムテープで塞いで置く。

ところで最近の日本車はデザインを重視するあまり、ルーフキャリアを取り付けられる位置が決められてしまっているものが多い。ルーフに乗せるのはスキーやルーフボックスばかりではない。自動車メーカーには、もう少し発想を柔軟に持ってもらいたいものだ。

しかしこのところの忙しさはまったくどうしたものか。結局家にたどり着いたのは22:00過ぎ。明日は早朝から三浦に向かわなければならない。手伝いはかみさんにお願いする。穴は開けてあるので、あとはハンドルをボルトオンするだけだ。ボルトが回ってしまわないよう、外側からかみさんにスパナで押さえておいてもらい、内側でラチェットを使って締めていく。意外と簡単についてしまった。

そしていよいよキャリアバーを設置するわけだが、なにせレガシーから下ろしてから、その後使うつもりはなかったもの。家の裏に放ってあったので部品がすべて揃っているか心配だったが、これもルーフレールに問題なく取り付けることができた。

キャリアを抜かせば、ベース作成に16,000円程度。これからの経年変化はわからないが、かなり安くキャリアを取り付けることができたことは確かである。

そしていよいよカヤックを載せる。これが・・・たいへんだ。なにせバーの位置は2mを越えているのだ。なんとかサイドから載せることができたが、毎回これでは思いやられる。一度問題ありとして返品した、スーリーのサイドにスライドするバーを再度購入する必要がありそうだ。ただ、あれの問題点はスライドの出し部分が非常に短いこと。シーカヤックのような大きな艇にはかなり厳しいのである。とりあえず、今度ショップに行ってみることにしよう。