「Lightning(ライトニング)」という情報誌がある。自分らしいライフスタイルを求める人のための総合情報誌、ということだが、テイストはアメリカンスタイルにあるような感じだ。ワーゲン・ビートルなりバスなりは、生まれはドイツなれど、育ったところはアメリカ、特に西海岸という話はこの手の雑誌ではよく言われるし、実際ワーゲンを取り上げることも多いのでチェックしているのだ。

今回は’70特集ということで車はもちろんのこと、ライフスタイルに関わる様々なものを取り上げていた。車に関しては本家アメ車のほかに、ワーゲンはビートルと、いわゆるレイトバスと呼ばれるフロントウィンドウが1枚になったバスを扱っていた。
そして本文。「・・・‘79年にデビューした水冷バスのヴァナゴン&カラベル・・・」という記載を発見。

うーむ違うんですね、これ。いわゆる丸いバスから四角いカラベルにモデルチェンジした当初は空冷のエンジンを載せていたのです。カラベル・ヴァナゴンの系譜は結構盲点になっているみたい。もっとも(日本では)絶対数が少ないから、情報もさらに少ないのは分かるけど。

なんてエラソーに書いているけど、車が壊れまくってくれるおかげなのだ(そりゃあ、これだけ直せば愛着だってわくってもんです)。

さて、時は2ヶ月ほどさかのぼる。
OHで積み残したところをGWにやってしまうことにした。まずは応急修理で済ませているクーラントパイプ。そして、どうも高止まりとなってしまうアイドリングを修正するべく、アイドルコントロールバルブの交換を予定。忙しい水温計の針の上下は水温センサーか。これも交換。そして、運転席側の窓のモールがボロボロなのである。ともすれば外れてしまうのだ。と岡田メカに話したら、すぐに交換してくださいという。ここから雨水などが浸入して、ドアの中の機器にトラブルが発生するということである。モールは外側・内側、そして上下で4つに分かれている。全ては予算的にも難しいので、外側の上下を交換することにした。

そしてオルタネーターは、リビルド品を売っていただける方が現れたのだが、財政的問題から、次回にすることにした。ところがこの決断が、結局自らを追い詰めることになってしまうのだが、このときは目先のことしか見えなかったのである・・・。

という今回も多彩なメニューとなってしまったのだが、結果としてはこんなもんじゃ済まなくなってしまうのは何時ものことである。

ETCの取り付けも終了して、カードもギリギリ届いて準備万端。ところが、やはり素直には大阪まで行かせてくれなかったのであった。