むう、ついに「復活」シリーズで1クールを迎えたので今回で最終回としよう。なお、手元に戻ってきてからもこれまたいろいろと発生してくれているので、続編の「帰ってきたT3」シリーズの制作が決まったことをお知らせします(誰に?笑)。

さて、エンジンのOHはその後の工程において特に大きな問題はなかったようで(「このときは」ということが後に分かるのだが・苦笑)、足回りの方へとステージを移した。

最初はエンジンOHが精一杯と考えていたのだが、ブレーキを踏んだりハンドルを切るたびに、ギシギシ・ミシミシと不快な音を立てるのと、ブレーキキャリパーがやはり傷だらけであったこと(2004年7月10日の記事)、さらにボールジョイントからグリスが漏れているし、おまけに右フロントタイヤが偏磨耗してるので、個々に整備・交換していては、その都度アライメントの調整するのも費用が必要になるので、一気に交換してしまうことにした。

それにしてもブレーキキャリパーになぜこれだけ傷が入るのかはやはり謎。僕の直前のオーナーはさほど乗らなかったというので、それもまた原因のひとつか。

ということでブレーキキャリパーは、「ビッグブレーキキット」という強化ブレーキに換装したvnmcのメンバーから譲っていただいたものに交換。この車はもうほとんどメンバーの方々の善意の塊のようになってきました。リサイクル税?そんなものこの車には非適応としてもらいたいものですね。

このT3ヴァナゴン、カラベルのノーマルのブレーキ性能には満足がいかない人も多いようで、サードパーティから「ビッグブレーキキット」が出ている。上に書いたとおり、メンバーの中にも何人かはこのブレーキに換装している人もいるとのことだが、かなり強力な制動力という話である。

ただ、ホイールを15インチにしなくてはならないし、当然マスターシリンダーなども手を入れなくてはならなくてはならないので、僕の使い方ではしばらくノーマルのままで(といってもリフレッシュしましたが)行くことにしました。

というわけで、譲り受けたキャリパーをリビルドキットでリフレッシュしてもらい、僕の車に組み込んだというわけです。

そしてこの他にも・・・

デストリビューター、これまたコーキング剤で塗り固めてあるので応急修理(結局交換になります)
や、アイドルスイッチ、これがなぜか脱落していました。これはアイドリング時のガソリン量の調整も行うそうで、これがないと、アイドリングのときにガソリンをバカ食いするそうです。渋滞にはまると突然燃費が悪くなったのはこれか??というわけで修理復元、などがありました。

これで、「走る」「曲がる」「止まる」という車の基本性能にだいぶ近づいたはずである(って、いったい何度書いたことか・涙)。

そして大幅に遅れた車検を受けて、ようやくまた僕の手元に戻ってきたのであった(2005年4月6日の記事にもどる?!)。

さて、そしてまたこれでようやく(接続詞が多いな)「T3Westy Life」を再開することができる!!!・・・・と喜んだのはつかの間のことであった(悲)。

OHを含めてファントムガレージで修理・整備をした車は、同ガレージのホームページに「作業レポート」としてアップされていきます。
この中で「東京Ni氏」というのが僕の車のことである。そのホームページにおいては、どこのどのパーツを交換・修理していったかが、自分のものを含めて詳細に語られているので、詳細はそちらの方を見ていただければと思います。
このブログでは僕の視点からの気づいたことや考えなどをレポートしてきました。

写真提供:ファントムガレージ