海まですぐそこ。まったく絵に描いたようなキャンプ場だ。

そして肝心の行く海なのだが…。

梅雨も真っ只中の6月の中旬にはもう、夏休みはもちろん、土日のほとんどの予定が埋まってしまっていた。しかし、とある湖に行こうと言っていた仲間の都合が突然つかなくなって、ポッと土曜日が明いた。これは海水浴に行くしかない!
下手すると家族と海水浴さえ行けない様相を見せていた今年の夏、この日を逃したらもうチャンスはないかもしれない。しかも天気図には台風の姿はかけらもなかった。しかし長引いた梅雨明け後の最初の土日、どこへ行くにも相当な人手が予想される。こんなときこそ、我がヴァナゴンの長所を最大限に生かすときだ。金曜夜に出ることにして、その週の初めから、毎朝少しずつ準備をしていった。

まずは年1回だけ使うシットオントップタイプのカヤック、「マリブ2」を家の裏から引っ張り出す。これが結構な作業である。そしてこのカヤックに使うシートやニーベルト(ひざでカヤックの姿勢を変えるのだ)、子供用のPFDを探し出す。
いつもつけているカヤックラックを外してカヌーラックに替えてマリブ2をルーフに載せる。これがポリエチレンの塊のような船で、いつものテルクワ号よりも重いのだ。
砂浜では昼ねしたよなあ、とキャンピングベッドと自立式タープ、フォールディングテーブルにイスを屋根に載せる。車の中は子供たちを寝かすスペースが要るので、なるべく荷物は外に載せる。四国方式だ。ということで、早朝から汗をかいてシャワーを浴びてから出社という日々が1週間続いた。

まずはこの海水浴シーズンにも関わらず、なるべく空いているところ。小さい子供もいるし、できればカヤックもやりたい。人が多ければカヤックなんかを浮かべるわけにはいかない。そしてやはり海がキレイなところ。さらに小さな子供がいるので、さほど波が入らないところがいい。人工物もトイレと水場くらいで海の家なんかもってのほか。サウンドも波の音以外聞きたくない。
そして海水浴場のすぐ傍に車が止められることが望ましい(車には良くないことは百も承知。しかしヴァナゴンは「使ってナンボ」の車だと僕は思っている)。できればキャンプ場なんかだとGoodなんだけどなあ。さらにできるだけ安価なところがいい…。

こんなところ首都圏から日帰り(正確には半泊だが)圏内であるのか?!と適当に目星をつけて探してみたら、なんとなく理想に近いところがあった!もっとも、現地に行くまではなんとも言えないが。

当日は首都高の渋滞にぶつかってしまったが、4時間弱で到着。しかし入るところが見つからない。何度か国道を往復してから適当に目星をつけ、すさまじく狭い道を抜けるとそのキャンプ場はあった。何組かテントを張っているだけでガラガラ。波の音はすぐ傍まで迫っている。入り口近くにさっと入れてすぐに寝る支度をする。見上げれば星がきれいだ。東京よりもずっと気温が低いし、風も心地よかった。

翌朝、カンカンとペグを打つ音で目が覚めた。となりでタープを張っているようだ。外に出てみると、もう8割くらい埋まっている。うーむ、やはり前日に出てきて正解。キャンプ場代を徴収する人が来てお金を渡す。明るくなって設備を確認すると、東屋に水洗トイレ、水だけどシャワーに水場がある。まったくこれで十分である。

そのキャンプ場とは南房総にある富浦町原岡キャンプ場。駐車場代500円/1日、1人500円である。久方ぶりにお気に入りのキャンプ場ができた。

まあだいたい1日いれば車は物置と化しますね(笑)。

この日はちょうど岩井海岸で花火大会もやっていました。

帰ってみれば、車の中は砂でじゃりじゃり(苦笑)。翌日、ほぼ1日をかけて片付けと掃除に終われてしまい、さらにその翌日は筋肉痛となったのでした…。

さて、今回から新たにカテゴリーを追加しました。やっぱ楽しむために買ったんですから。