今度はここの照明が点かなくなってしまっていた。

正月からの水周り騒動は、なんとか収束が見えてきました。
今回はオーバーヒートの兆候が出たのですが、以前から寒くなるとエンジンがふけない、ふけないどころかスロットルにまったく反応が無くなってしまうことが発生していたので(2005年9月26日の記事)、2005年12月11日の記事、またセンサーやサーモスタット類をひっくるめて水周りの再チェックをお願いしました。

んで、大阪へ出発直前にメインタンクのキャップのネジ騒動なんてのも発生しましたが、喜劇に終わりました。まあ大山鳴動してなんとやら、というところですが、この辺りのお話はまた後日。
でも水温とファンの動き、そしてアイドリングの乱れの相関は今ひとつはっきりしないようなんですが(例によって僕の車に限る)、退院の頃には何か判明しているかもしれません。

さて、これも昨年の年末のお話し。なんていうかもうアチラを直せばコチラが壊れる、といった具合に常にどこかしら壊れてくれる我がフォルクスワーゲンT3ヴァナゴン。
夜、用事があって車を出すことになり、エンジンをかけて照明のスイッチを入れた。暗闇の中にオレンジ色のメーターが浮かび上がる。

うーん、こんなに暗かったっけかなあ。と思いながら、外気導入レバーをデフレクターの方に動かそうと視線を下に移したら、「あれ?どこにあるんだ?」真っ暗で何も見えないのである。その横、オーディオの表示部はオレンジ色に光っている。

うーむむ、どうやらインパネの照明のひとつが切れてしまったようなのだ。
岡田メカによると「たたくと直ることもありますよ」と冗談交じりに言われたが(もっとも根本的に治るわけではない)、ようやく手に入れて家にもって帰る途中でタコメーターの方の照明が突然落ちたときに(2002年8月30日の記事・懐かしいな)、これはたたいて元に戻り、その後はとりあえず落ちたりしないのでなんとかなっているようだ。
インパネの方もちょっと小突いてみたのだが、変わらないのでやはり交換することにした。

走行にはさほど関係のないところなので、1ヶ月近くほっとかれてしまったのだが、冬休みに入ってようやく時間が取れたので、聞いたとおりにやってみることにした。

まずレバーのノブを4本とブロアスイッチのノブを引き抜く。・・・のだが、後にこれが大きなミスであることを知ることになる。このレバーのノブ、本来は根元から引き抜かなければならななかったのである!

ブロアのスイッチも引き抜いて、パネルは差してあるだけなので引き抜く。

そしてパネルの裏を見ると、電球が差し込んであった。慎重に電球を引き抜いてみて驚いた。
「なんじゃ、この電球はぁ?!」。


はずしてみてビックリの電球。こんなの量販店には置いていないやなあ。

テクノロジー系のWebページで、BMWが、蒸気機関を内蔵したガソリンエンジン「Turbo Steamer」を開発した、という記事を読んだ。
なんだなんだ?!と思って読みこんでみると、従来のガソリンエンジンに蒸気機関を付け加えてみたところ、燃費を15%、出力を10kW向上させることができたというものだ。しかも10年以内の実用化を目指しているという。
蒸気機関とのハイブリットだ。
我がT3も噴出すクーラントをエネルギーに替えられないものだろうか。夏なんか結構いい勢いで水温があがっているし(笑)。

というわけで取り外した電球ですが、中をじっくり見てみると確かにフェラメントがぶっちぎれています。これは交換しかない。

しかしこんな電球は見たことがない。これはヴァナゴン独自の電球ということだ(年式によって形が違うということなので注意)。

でもこの電球、皆さんどうやって手に入れるんだろう?
お決まりのメールオーダーでも手に入れることができるそうだが、ショップによってはソケット部の精度が悪く、加工しないと元の穴に入らないこともあるそうである。流石趣味の車(苦笑)。また、玉だけ買って入れ替えるという手もあるそうだが、手先の不器用な僕にはちょっと手が出ない。

Sさんは車の方に改良を施したそうで、電球はもう使わないからと譲っていただけることになりました。ありがとうございますm(__)m。

メーターやインパネの照明だけでもこれだけの種類があります。これがドイツ流合理主義ってやつなのかなあ。全部共通にした方がいいと思うんだけど…。

というわけで届いた電球のうち、このパネルに合う細長いものを差込み、パネルを元に戻した。

点灯試験はOK。ようやく光りが戻りました。

そして外気導入レバーのノブを戻そうとしたら、これがはまらないのである。
そう、ノブのアタマだけを引きちぎってしまったのだ。
ううーん、ひとつ直してひとつ壊す、か。
でもこれやったのはどうも僕だけではないようなので、ちょっと救いだったりするのだ(爆)。