また今月はT-3の話題が少ないなあ、というわけで久々のT-3話。これは只見線の取材に行ったときのもの。SL~のときから2年ぶりくらい?の訪問だったけど、新しい温泉が出来ていた。どんどん変わっていくなあ。

こんなブログをやっていると、ちょくちょく同じ車のオーナーからメールをいただいたりします。

先日、Y市にお住まいのOさんから、自分も90年式のアドヴェンチャーに乗っていて、最近水周りの修理に苦労しているそうです。ハイエースやキャラバンなどを自作キャンピングカーとして改造しながら乗りついできて、たどり着いたのがT-3ベースのアドベンチャーだそうです。自分の思うように自作してきても飽き足らず、アドヴェンチャーにたどり着いたのですから、よほど魅力のある車なのでしょう。

写真もお送りいただきました。FRPのシェルの形状は先日ファントムガレージでみたもの(2007年1月15)とは、また違うようですね。

そしていただいたメッセージにグッとくる一文がありました。

「最近そろそろ潮時かな、トヨタのハイエースあたりが安心かな、とちらちら頭をよぎるのですが、西沢さんの記事を見て思い新たに、そうだ『一生共に付き合う』と決心した自分を奮い立たせている次第です」。          

(ご本人の了承を得えて掲載)

いや~、何よりも嬉しいことばです。このブログをやっていて良かったなあ、としみじみ思います。やはり同じ車のオーナー同士、ともに悩み、持てる情報は共有して、ともに歩んで行くのがもっとも自然な姿だと思うんですがね。そういえば、ファントムガレージに近々、売り物のアドベンチャーが入庫するかも知れないそうです。興味ある人はお問い合わせください。


どうも最近、パワステフールド(T-3ではイコールATFだけど)の減りがどうにも早くなってきたようだ。それを知るきっかけはハンドルを切るときの重さである。

なるべく据え切り(車が止まったままハンドルを切ること)はしないようにしているのだが、エンジンをかけそろそろと前に出始めたときにハンドルを切ると、あれ?なんだこの重さ、と感じることがある。

そんなときはリアのハッチを開けてパワステフールドのリザーバータンクを見ると、たいていロワーライン(下の線ね)ぎりぎりまで減っているのである。

T-3乗りならだいたい経験していると思うけど、パワステフールドのラインが劣化すると、フールドがにじんでエンジンルームの下側にこびりつく。最近ちょっと汚れがひどいなあ=減りが早いなあ、ということで、漏れがひどいラインの交換を決意した。ポンプは多分大丈夫だと思うんだけど…。ハンドルが重くなる理由がこれ以外にもあると嫌なので、例によってファントムガレージの岡田メカに連絡する。

聞くと、やはりフールドの量が少なくなると、油圧がかからなくなるので重くなるという。さらに減ると、ポンプが唸り出すということだ。そしてさらにほっておくと・・・空になると、最悪(ステアリング)ラックのシールが破裂してアウトになるよ、とのこと。量が少なくなること自体、ポンプに負担が掛かるという。フールドやオイル、水にはことごとく注意のT-3なのです。  」

え??ラックっすか?どうやって確認するんだろう。つうか、ラックって結構いい値段するじゃん!頼むから無事でいてくれー。ラックの確認は後日。次の修理は春を予定しているんだけど、なんかまたゾロゾロ出てきそうな感じがしてきた。

まあことさらかように「いつもの感覚」が重要な判断基準になるのが、旧車なのである。