前席ウッド化完了。ホーンボタンにVWのマークが純正っぽい。

さて、車内ウッド化計画も、どんどん突き進んでいってしまうのです(苦笑)。

というわけで、ハンドルもウッドにしようということになりました。いえ、もともとウッドハンドルに対する憧れはあったのですね。順番としては逆になってしまったわけです。

後付けのステアリングとしては、MOMOとナルディが双璧なのかな。僕でも知っているようなメーカだし。個人的にはナルディの方が好みに合っていました。

まずここに間違いがあったことは後にわかります…。

ウッドハンドル、新品はやはりそれなりの値段がします。3~4万円は当たり前。

うーん、とてもじゃないけどそんなお金はありません。というわけで、チューコを漁ります。いわゆるオークションってやつですね。まあ車そのものも15年経っていますから、それなりにヤレたやつじゃないとバランスも取れませんし…と自分を納得させるわけです。

機会があるたびに探してみていたのですが、それでも相場は8,000円というところでしょうか。

そんなある日、なんと1,000円という激安ものを発見!ナルディのガラ3という3本スポークもの。僕は4本よりも3本スポークの方が軽快感があって好きです。

汎用品は焦らずって感じでしょうか。結局1,300円という超激安で落としました。届いたものもまあ、決してきれいとは言えませんが、まあ僕の車につけるんだったら同じくらいの「年季」かな、という感じです。

さて、次ぎはハンドルをつなぐためのボスが必要です。ここに大きな落とし穴が待っていたのでした(苦笑)…。


社外品のハンドルを取り付けるためには、その間に「ステアリングボス(海外ではハブというみたいですね)」というパーツが必要になります。まあそれくらいは知っていたんですけどね…。

さて思いのほか安くゲットしたハンドルに意気揚揚とボスを探します。

まあナルディなんてメジャーなメーカー、ボスくらいすぐ見つかるでしょ、という軽い気持ちで、まずはナルディの輸入代理店FETのHPで商品を探してみます。…が、ない。

うーむ、これは困った。もちろん次ぎはメールでの問合せ。

「NARDI社では約10年前にボスKITの販売を終了しており、また当社(日本製)のボスも国産車が主となっております」という回答が翌日には来た。回答の早さは嬉しいけど、内容は嬉しくなーい!

というわけで、ファントムガレージの岡田メカにメールを打つ。

「ナルディーはボス探しがネックになるよ」という返事。

う~、先に聞いておけばよかった。

しかしMOMOはまだボスがあるので、MOMOボス+変換アダプターでいけるのではないかとのこと。

まあとりあえず、次ぎは汎用品探しをしてみた。

HPを検索して見ると「ワークスベル」「HKB」というところがボスを制作している。双方に問い合わせてみる。

すると、ワークスベル→現車適合未確認のため適合ボスの品番確定が出来ておりません。というそっけない返事。HKBも作っていませんということ。うーむ、専用品を作っても商売になるような数出ないもんなあ…。

Oさんから秋田のKさんがナルディのステアリングをつけているという情報をもらったので、聞いてみた。すると量販店で売っているような安い奴でつくのでは、とのこと。

そこでまたオークションを漁る。するとVANAGONのボスがオークションに出ていた。品番は8012。

うーむどうしよう。

ネットでこの品番を検索してみると、たいてい「vanagon all」と書いてある。じゃあ大丈夫かなあ。3つ「しか」ないようだしなあ。普通に考えれば、こんなニッチな車のパーツである。3つ「も」あると考えるべきなのである。

悩んでいる間に期限になってしまったので落としてしまった。

しか~し。届いた箱を見てガクゼン。91年式以降、つまりT4以降の対応のようなのだ。

さあどうする?!


そしてファントムガレージに行ったときに(2007年2月28日の日記)、ボスの件を聞いてみると「どんな車でも付くやつがあったと思うけどなあ」と岡田メカはいう。

まあMOMOがつけば変換アダプターがあるからと、MOMOボスを買ってしまったのだが、ナルディのステアリングをつけているオーナーさんに聞いてくれることになった(ってOさんだったようですが)。

で、そのDAIKEIという汎用アダプターを制作している会社の「S-101」というもの。

適応は以下の通り。

VW

ゴルフ、ゴルフ2(74~89)

ジェッタ(80~)

シロッコ(74~)

パサート(77.9~)

ポロ(75~)

サンタナ(81~)

AUDI

50(74~)

80(79~86.8)

90(85~86.8)

クアトロ、クーペ(81~)

なるほど、コレさえあればOKか!

ということで、僕のアタマの中は「S-101」でイッパイになってしまったのである(笑)。

早速、量販店に問い合わせてみることにした。するとオレンジ色の看板のところでは、このメーカー自体の取り扱いは無いという。取寄せも断られた。

黄色地に赤文字の量販店の方では扱いはあるものの取寄せになるということだった。電話で取寄せを頼んでみたが、なんと店頭で手続きしてくれないと取寄せられないという。別に契約モノではないというのに量販らしくない店だ。2回足を運ばねばならないではないか。

仕方なので店に行って注文した。

が、その直後、岡田メカからメールが入った。

「ちょっとまった!(MOMOボス)付いたよ!」と。

相変わらずせっかちな俺…(泣)。

でも帰ってから変換アダプターを探してみたのですが、これがそこそこの値段するんですね。送料とか考えるとアダプターを買うよりもボスを買った方が安かったので、結局DAIKEIのボスを使うことにした(あくまでこのブログ更新時ね)。

というわけで、ステアリングBossの結論!

は、やはり実際につけてみてからにしますか。我がT-3は何が起こるかわからないし(爆)。


どうやってハンドルを外すのか分からなかったので、大阪まで持ってきてしまったのだが、交換は結構簡単でした。

純正ハンドルのホーン部分を外す。プラ製の爪ではまっているだけなので簡単に外れる。

ハンドルを止めているボルトを外すとハンドルを引きぬくことができる。

ボス騒ぎでガタガタしてたのだが、結局ナルディの大径ハンドルがオークションでなかなか落とせない所に、MOMOの大きめのウッドハンドルをそこそこの値段で落とすことができたし、なによりもMOMOボスにはVWマークのホーンボタンが付属していたので、MOMOにすることにした。

ハンドルを取り外してシャフトが剥き出しになっているところにボスをはめて、付属のボルトでハンドルを取りつけ、純正ハンドルをとめていたボルトで再び絞め込む。

そしてホーンボタンの配線、パッド部分にあたるウッドを取りつけて作業は完了。この間約15分くらいだったろうか。

いまのトレンドより若干大きめ(外径約39cm)ということだが純正よりは小さい。メーターの視認性は僕の座高だとちょっとつらい(苦笑)。ただ人より何かと大柄の僕としては、太もものあたりが広くなって(前は足がぶつかったりしていたのだ)、そのあたりはちょうどよかった。

しばらく使ってみることにしよう。