しかし暑い。PCがある部屋は去年までクーラーというものがなかった。そのためか、原稿を打っている最中にPCの挙動がおかしくなってしまうこともしばしばあった。これではマズイと思い今年ようやくクーラーを入れたのだが、家の電気の使用状況によっては使用がままならないときもある。そうすると、PCの冷却ファンがあっという間にステージ2(PCもそういうのかな?)で回ったりする。我がT3ヴァナゴンもPCも、そして僕自身も暑さ対策が必要なのだ。(更新ペースが落ちていてスミマセン)
そのせいか、今年も日中におけるセミの鳴き声が少ないような感じがする。ウィークディ、家を出てから駅までに少々大きな霊園を抜けていくのだが(夜は結構おっかない)、セミの声がほとんど聞かれないのである。時期的にも時間的にも(セミには鳴く時間帯があります)アブラゼミがウルサイくらい鳴くはずなのだが…。と思っていたら、真夜中、それこそ0時前後にウァンウァン鳴いているのである。彼等も尋常ではないここ数年の暑さに、活動サイクルを変えてきているのかも知れない。

というわけで、第2次集中修理(2005年7月16日の記事)のときに指摘されたACコンプレッサーの寿命。うーむ、さてどうするか?
今年も猛暑が懸念されている(なにせこれは5月の話しなのです。そしてその懸念は実際のものとなったが)。リアに積まれているエンジンルームと居住空間は鉄板とマットで隔てられる程度(ホントは断熱・遮音マットがあるのだが僕のT3にはついていなかった)、ほとんど室内にあると言ってもいいくらい。そして熱せられた鉄板の熱は容赦なく室温を押し上げる。日本の夏は、常に走っていられるのであればまだともかく、北のほうでもない限りこの車でのエアコン無しはかなり厳しい。その上、小さい子供もいる。炎天下の渋滞も走る可能性が高い現在、やはり修理しないわけにはいかないだろう。
T3ウェストファリアのエアコン自体はそこそこ強力で、性能が発揮されれば、構造上の問題で前席まで届きにくいという欠点はあるが、キャビン後方は十分すぎるほどに冷やすことができる。

しかし昨年、いまや貴重となっているR12ガスを補充したばかりなのである。ガス自体の量はさほど減っていないということなので、エンジンの修理代で今年の予算を大幅にオーバーしていることもあり、本音から言えばなんとか今年いっぱいは現状で持たせたいところだった。

ところが!!決断の日はあっさりとやってきてしまったのだ。

その日は晴天、日差しも強く気温がグングン上昇していた。風量を2に設定し、恐る恐るエアコンのスイッチをいれる。カチッという音とともに冷気が後方からふき出してくる。うーむ、とりあえずまだエアコンは使えるようだな。
ほっとしたのもつかの間、そのまま渋滞にはまりアイドリング中にファンがブーンと回って止まった。と同時にエンジンの回転がガクッと落ち、コンソールの各種警告灯が一瞬光った。
「な、なんだ??」
ちょっと進んだのでブレーキを緩めてスルスルと前に出て、止まる。またファンがブーンと鳴って止まる。同時にエンジンが一瞬、息をつく。タコメータの針がガクッと落ちるたびにこちらもドキッとする。昨年にはなかった症状だ。
「うわー、いよいよ来たのか??」
耳を澄ますと後方からエンジン音以外のノイズもなにやら混じっているようだ。とにかくエアコンを切った。すると先ほどまでのエンジン回転のドロップもなくなり、音も明らかに元の力強い音に戻っていた。

この日はその後エアコンを使わずに帰宅し、早速ファントムガレージにメールで問い合わせてみる。
翌朝早速もらった返事には・・・

「それはヤバイよ!もう来ましたか!何とか7月までもつと思っていましたが、焼き付きかけです!(直すまで)使用しないでください。他もやられますので我慢して下さい」

・・・と書かれていた。
もう交換しかなさそうである・・・。

(2005年8月現在、回転のドロップに関しては別に原因があるようです)