ここのところ会社の近くで白いトランスポーターをちょくちょく見かける。完全な仕事車のT3カラベルだ。

ジャーマンカーズ4月号の記事に、「ネオクラシック的 独車生活のススメ」というような小特集があり、何台かその候補車がラインナップされていたのだが、その中になんとT3カラベルがあった。

紹介文にマニア度「高」とあったが、それはともかく維持の難易度が「難」に近くなっていたのは、もしかしてこのブログのおかげだろうか(苦笑)? ちょっと前の雑誌なら、空冷ワーゲンバスより快適で維持がラクというような紹介のされ方をしてきたからだ。

そういう意味では正確な認知になってきたのかもしれないが、車自体15年以上の年月が経っている。それを思えばかなり頑丈な車だし、最低限でも壊れるべくして壊れる場所をしっかりメンテすればまだまだ乗れるし、T3はT3以外に代わるモノは無い。

海外オーダーをしても毎回ドレスアップにつながるパーツを買いたいと思うものの、結局は地味ぃなパーツばかりを注文することになる。でも維持できるだけでもありがたいのです。

今回の必須パーツは、まずサーモスタットとサーモスタットハウジング。 

前回の修理でオーバークールの症状を治すべく、サーモスタットの交換に挑んだものの、ハウジングのネジがバカになっていて(これもよくあるらしい)、交換ができなかったものだ。サーモスタットのみではなく、ハウジングごと交換となった。

サーモスタットについては、「87度」と「80度」の2種類がある。

僕は都内での渋滞状況を考えて、80度の方を選んだ。

そして先に数回ほどエンジンがかかりにくくなったことから、あと残しているといえば、コイルくらいだろうというので、コイルをオーダー。しかしこのコイル、88年式と89年式だけが違う形式になっている。なんでだろう??

そしてヘッドライトのアジャスター。ヘッドライトのユニットをボディにとめる樹脂部品のこれは経年変化しており、アジャストしようとするとポロポロ崩れてしまう。樹脂部品とネジの組み合わせのくせに、結構な値段がする。これはどの車にも起こっているので、いっそ交換してしまうことにした。

お次は空調ダクトのレバー。これは以前電球が切れたとき(2006年1月17日の日記)にパネルを外そうとして、見事にアタマだけぶっちぎってしまったもの。これもゴムの小さな部品なのに結構な値段がするので、新しいものは2個だけオーダーし、O田さんからいただいた中古修理品と、かろうじてまともに残っていた1個を修理して使うことにする。

スカイライト用モスキートネット。

モスキートネットも劣化で折り目から破れ、ネットの役割を果たさなくなってしまっていた。とりあえず布の部分だけ切り取ってあてがっていた。夏のことを考えて、ベロクロごと替えてしまうことにした。

そしてクリアレンズカバー。

今回唯一のドレスアップ用の部品だ。セール対象品ということで安くなっていたので思わずオーダーしてしまった。

以前、80年代っぽいし、グレーのボディに色味を欲しいとして(2005年6月21日の日記)、オレンジ色のノーマルウィンカーのままにしておこうと思っていたが、雨漏りを起こしているようだし(2005年9月14日の日記)、なんちゃってGTI化もしたのでクリアにしてみようなんて思っちゃったわけである。

最後にドアロックノブ。

この部品、気がついたら割れていたのです。

ちょっとしたふくらみなのだが、これがないと車内からロックを解除しにくいのなんの。

というオーダーでした。