10月まで引っ張った真夏のような暑さも、またまたあっという間に秋の気温になってしまった。暑いところを苦手とするヴァナゴン。オーナーもようやく一息というところでしょう。
しかしお話しは夏に遡るのです。

夏の休日、とくに土曜などは、朝出発するというごく普通の行動パターンではまず間違いなく渋滞にはまることになる。

8月の第一週末、もはや恒例と化したファミリーキャンプ。今年は息子つながりの3家族がこのまさわキャンプ場で実施することになった。うちの家族だけなら早朝に出発するのだが、今回は他の家族がいることもあり、普通に朝出発することとなった。
しかし家を出てからすぐ渋滞の予兆があり、渋滞、渋滞を避けつつ国道16号に入ったら超がつく渋滞。まったく動かなくなってしまった・・・。

エアコン自体はそこそこ効くのだが、30分くらいクリープ/ストップを繰り返していたら、エンジンの回転がいきなり不安定になりだした。ありゃりゃ、またかいな。

「エアコン切るから窓開けてー」と僕。
「はーい」とかみさんと長男。
なんかトラブルも慣れっこになってきたな。

エアコンを切ると若干回転は持ち直したが、安定しているとはちょっと言いがたい。アクセルとブレーキを操作しつつ、渋滞を抜けてアクセルを踏み込み、しばらく高速走行をすると、次のアイドリングからはまた普通の状態に戻るのである。

この夏の間、30分を超えるアイドリング/クリープになると、たいていこの症状が出現した。

うーん、エアコンが効くようになっても、こんな状態だとちょっと辛いなあ。

岡田メカによると、A/C使用での長時間アイドル状態ではよくあることだというが、それで納得してしまっては良くならないので、考えられる可能性のあぶり出しと、対策を考えてみようということになった。

1:応急対策のリレーに問題がある。
あくまでも応急対策で入れているリレー(2005年9月6日の記事)なので、長時間のアイドリングで何か問題が起きたかも。

2:パーコレーションが発生した。
パーコレーションとは、高熱でフューエルライン内のガソリンが蒸発し供給ガソリンが薄くなる現象。
アクセルを開けている時は流れがあるのでほとんど発生しないが、アイドリングの状況では流れが止まるため、高熱にさらされたホース内でガソリンが蒸発しまっているのではないかということ。

T3のエンジンルームは設計上どうしても高熱になってしまうのである。これについては抜本的な対策が必要だと常々思っていた。そして裏づけとなるような本も見つけたので、対応策を自分なりに考えていたのだが、なんと、まったく同じ考えを持っていて、しかも既に実行している人を見つけてしまったのだ(笑)。もちろんすぐにその方法をとることはできないので、当面の対策についてはどうするか。

岡田メカによると、「あるには有ります」という。パーコレーションはT3が出た当時から問題になっていたそうで(え?そうだったの?)、一応対策はあるそうだ。
ただ、岡田メカ自身は必要性を感じていなかったとのこと。ただ長時間アイドリングの可能性が高い東京近辺のオーナーは対策が必要なのかも知れないですねえ、と言った。

どのような方法かは、実際に対策をしてきてからということで(笑)。