そもそもなぜ今回オーバーホールをしようと思いたったのか。

実は僕のT3は一度店でOHをしている(2003年3月23日の記事)。車検後1ヶ月もしないうちにクーラントのリークが見つかり、結局エンジンヘッドのOHしてみないと原因がわからないと告げられて、片バンクだけOHしたものだ(T3は水平対抗エンジンなので、左右双方2気筒ずつのシリンダーが入っている)。片方だけとはいえ、普通、周辺の点検くらいやるだろうと思っていたのだが、その他に悪いところがあったかと聞いても首をかしげるだけなので、「この車はこういうものなのか」と自分に言い聞かせて店を後にした。

で、その後ブレーキがこれまたおかしいことが明白になったので、リフレッシュ工事をしにファントムガレージに行ったときであった(2004年7月10日の記事)。
岡田メカに調子を見てもらうために試乗をしてもらった。僕としては、それまでいろいろと手を加えたり直して来たので、それなりに「イイモノ」になっているだろうとの自負があった。がしかし、岡田メカからは「これはオーバーホールした方がいいかも知れませんよ」とさらりと言ってのけられてしまったのだ。ガーン。曰く、パワーが足りないとのこと。

といっても、やはりそれなりにお金がかかること。すぐに「はい、そうですか」とは言えなかった。まあ確かに前回OHしたといっても片バンクだけだし、そろそろ10万マイルに届かんという車である。本格的なリフレッシュも必要なのかも知れないなあ、でも前回のOHはいったいなんだったんだろうなあ、と思いつつも。

猪苗代湖でのミーティングの前に、ファントムガレージでOHを施した知り合いの方の車に乗る機会を得た。「西沢さんもよく乗るんだから、コスト的にも(OHを)やってしまった方がいいと思いますよ」と言われる。トリップメーターを再度見やり、決断した。来年(2005年)はしょっぱなに車検がある。そしたらそれも併せてお願いすれば、より効果的な整備ができるだろう。

秋口、ファントムガレージに連絡を入れ、オーバーホールの相談をする。すると、いくつかのコースがあるので選んで欲しいという。
自動車の修理やチューンは上をみたらキリがないもので(苦笑)、僕はベーシックOHを頼むことにした。それでも十分な効果が得られるはずである。

さて、次は部品の調達をお願いしなくてはならない。

なんかこちらも大長編となる予感がしてきた。本日、某誌からシーカヤック関係の原稿カラー10Pのオーダー、締め切り2週間後。刑政のSL原稿2P。平日は原稿を書く時間などない状況。ううむ・・・、しかしこちらは1日おいて更新だ(笑)。

(写真提供:ファントムガレージ)