カメラバックがちょっと心もとなくなってきていた。何せ水面数十cmというところで写真を撮るのが商売だから、普通とは違うカメラバックが必要となる。それでいくつか防水バックを買ってみたが、どうも「これ」というしっくりしたものがないのだ。結局使うバックは限られる上に、そういくつも買えるわけではないので、ダイブくたびれて来てしまった。

今回ユーコンの取材で持っていこうと思っているパタゴニアの釣り道具みたいな防水バックも、カナディアンカヌーでは積めるだろうが、シーカヤックでは高さがありすぎてタンデムのスターンハッチでも入らないことが前回の遠征でわかった。パタゴニアの某御仁にもっとタッパの低いものを創って欲しいと言ったんだけど、どうなったろ。まあマーケットという面で見るとキビシイかな。

最近、ロープロの「ドライゾーン」というバックがいいと聞いたので見に行ってみたのだが、コアの防水バック部分は素晴らしく良く出来ていたのに比較して、周りにゴテゴテとポケットやらフレームやらベルトやらがついていて、しかもそれらが外れない作りになっており、僕の使い方には残念ながら合わないことがわかった。ロープロのバックってとにかく過剰装備のものが多いんだよね。

落胆のうちに帰ろうとしたんだけど、そういえば近くにオルトリープを扱う店があったな、とテクテクと歩き始めた。オルトリープはメッセンジャーバックで有名なメーカー。以前そのカメラバックを買ったのが、新宿の外れにある「風魔プラス1」。バイク用品も売っていたし夜遅くまでやっていた。

というわけで久々に行ってみたら、外装がそのままだったので近くに行くまで気がつかなかったんだが、なんとRestrant&Barになってしまっていた。うーむ、結構ニッチな品揃えで好きだったのにな。

というわけで、未だしばらくバック探しが続きそうである。

さて、今回は時計のお話しです。

ほんとうは時間などに縛られずに気ままにドライビングできればサイコーさんだろうけれど、なかなか現実的にはそうはいかないものだ。

特に仕事(勿論フォトグラファーとしての仕事の方)でもこの車を使うし、腕時計と言うものをしない性分なので、時計という装備は必須になる。

しかしオリジナルのデジタル時計は液漏れを起こしてしまったため(これもよくあるトラブルみたい)、もともとアナログ時計派の僕はこれを機会に、サードパーティの時計に付け替えてみた(2005年9月22日の日記、2005年11月26日の日記)。

白い文字盤の時計は視認性もよかったのだが、夜間走行のときにライトをオンにして困惑した。エンブレムは光れど文字板まで光が届かないのである。しかもこのエンブレム、四角い上に赤く光るので、警告灯と間違えてしまうのだ。夜間走行が多い僕としては、これには困った。

うーむ、違うモノに再交換が必要だなあ。

両隣のスピードメーター、タコメーターはVDO製なので、やはりVDO製にしたら純正っぽ見えるかなあ、ということで機会あるごとにワーゲン屋さんや、海外のワーゲン・サイトをチェックしてみたのだが、VDOの時計、直径52mmのものはなかなか見つからない。

一度オークションで見つけて競ってみたのだが、あっという間に予算をオーバーしてしまった。

その後もたまーにオークションを見ていたのだが、手ごろな値段のものは出てこなかった。

そして先日、カナダに行き損ねてWebをつらつらと見ていたら、なんと終了まで23時間というところでオークションに出ているところを見つけてしまったのだ。

早速まずは入札しておいて(こうしないとたいてい忘れてしまう)、あとは終了間際のタタカイに備えることにした。翌日、終了間際に他からも入札があったのだが、なんとか想定していた予算内で落すことができた。

出品者はワーゲンタイプ3に付けようと思っていたとのこと。またいつになるかはわからないが、改造の予定ができました。

もっとも付けてみるまではなんとも言えないのだろうけど。