カヌーライフの次号は1月10日に発売予定。従ってバッチリ年末進行にひっかかるわけです。今回は3つの記事を寄稿する予定です。演奏会が終わってようやく手をつけることができました。先週末の僕の狭い書斎は(本当に狭い。4畳なのだ)足の踏み場もない状態に。もちろん、締め切りには間に合わせました(キッパリ)。

さて本当ならショック交換後の試乗記になっているはずなのですが、またほったらかしになっていた日記が見つかったので、先にアップさせてください。

カヌーライフ誌の前号の「達人のトランスポーター」でご紹介したフォルクスワーゲンT2サンダイヤルキャンパー。

この「サンダイヤル」ってビルダーは初めて聞いたのです。てっきりウェストファリアとばかり思っていたのですが・・・。

ワーゲンT-2バスはその素性の良さからキャンピングカーのベースにはピッタリで、いろいろなビルダーがキャンピングカーの架装を施しています。でもこのビルダー名は初耳でした。

で、早速ネット検索してみたのですが、「サンダイヤル」って日本語のホームページってほとんど無いのですね。英語のHPを探してみて見つけたのが、タイプ2の専門WEBページ、その名もType-2.com。そしてその中のライブラリーにサンダイヤルキャンパーに関する記述がありました。

Josh Rodgersさんという方が書かれたサンダイヤルキャンパーに関する文章です。

「サンダイヤル」に関するところを、このホームページより引用させていただきます。ただ僕の訳なので間違っているかも知れません。もし誤訳があったらお知らせいただければ幸いです。

サンダイアルキャンパーは、5つのシングル窓(ドライバー側に3つ、助手席に2つ)にがもっとも知られている特長だ。そしてたいてい助手席側の3番目の窓はポップアウトしないようになっている。

また、ウェストファリアは標準的なバンもしくはコンビをベースにしたのに対して、サンダイヤルはパネルバンをベースにした。これがオリジナリストの間では「安っぽい」というイメージを生んでいるようである。しかしサンダイヤルはコンビからも多くのキャンパーを作っている。

内装においては、冷蔵庫につけられた「サンダイヤル」のバッチの他に、ウェストファリア製と大きく異なるところは見当たらない。

この架装会社はアメリカの会社だった。そしてそのメーカーがつくる車は、一般的にはWesty(ウェストファリア)の劣化コピーと考えられている。しかし(Westyをコピーすることは)それは、T-2ワーゲンをキャンパーに改造するもっとも一般的な手法なのだ。アメリカ人の仕事に対するプライドは、それが劣っているか優れているかに関わらず、Westyには勝ち目がないとわかっていても、アメリカ人の愛情としてSundaialをそれと同じくらい人気なものにすることができた。

またアメリカの架装会社のほとんどは、同じようなポップアップウィンドウを使った。そのため外装から会社の違いを見分けるのは難しく、内装に大きな違いがあったのだ。よく間違われるメーカーに、EZ(アメリカ、リビエラ、コールマンやキットのCamper)があった。

サンダイヤルを修理する人は、ウェストファリアの部品を流用するか、全く違うカスタムメイドで内部を作ってしまう。多くのサンダイヤル・キャンパーは、Westyよりもベッドメイキングが簡単で、快適だそうだ。

このメーカーも今は既にないそうです。その他にもちょっと調べてみたのですが、なかなか資料が少ないようですね。

時間があれば、T-3のビルダーについても調べてみたいと思っています。

「ウェストファリア」「カントリーホーム」「デヘラー」「アドヴェンチャー」などなど。きっといろいろあるのでしょうね。

(多分2006年7月頃)