春のファントムの陣では予定していた修理が全て終わらなかったので、いよいよヴァナゴンにとっては酷な季節である夏を前に、修理、特に水周りをリフレッシュしようということでスケジュリングしていた。
リアブレーキもその後特に変調しなかったので、あとは大阪に行くだけと思っていた。
エンジンを温まるのを待って駐車場から走りだし、家の前に来て車を止めると、なんだか焦げ臭い。
「??」。。バックミラーを見ると…。
ケムリ出てんじゃん!!
なんだよ、またかよ!と思いつつ、以前よりも平静にホイールの周囲を見てみると(ホント次第に大概のことには驚かなくなります)、ケムリの出所はブレーキドラムからではないようだ。
ちょうどマフラー、Jパイプの継ぎ目あたりから出ている。
うーん、なんか漏れているぞ、こりゃ。
というわけで、一回車を駐車場に戻し(ガレージでも車庫でもなく、駐車場なのだ)、漏れ箇所のチェックをする。
エンジンを切るとケムリは少なくなるが、再始動するとまた発生する。
おかしいな、オイルも冷却水も規定量あったしな(乗る前のオイルと冷却水の量チェックは、VANAGON乗りでは当然の作業)、もしかしてATFと思い、これもチェックしてみたが、十分規定内だ。
そこでファントムガレージの岡田メカと連絡を取る。
煙が出ている場所を伝えると「あ、ヘッドのパッキンがへたってオイルが漏れているんじゃないかな」と即答。うーむ、メジャートラブルなのか??
しかし、相当のケムリが出ているんだけど。
「エンジンオイルは数滴でもかなりの煙が出ますよ」とのこと。エンジンを止めてヘッドのあたりを見ると、確かにオイルの雫が出来かけていた。これが夜のうちにマフラーの上におちて溜まり、エンジンをかけてマフラーが熱くなってきたので煙が出たというわけだ。走り出してしまえば、油滴が落ちても瞬時に蒸発してしまうから煙にはならないという。
ワーゲンのワッサーボクサーのヘッドのパッキンは未だに「コルク」。しばらくすると漏れが始まるのは宿命なのだそうだ。逆にいうと煙でパッキンがへたったことを警告するような作りにしているのだろうか。
岡田メカはDIYで作れるっていうけど、僕にはちょっと無理かなー。「まあいずれにせよ、無理しないでください」ということなので、この日はいつもどおりゆったりと走った。
ただヘッドの割れの可能性もあるようで、それは頼むからご勘弁願いたい。