その日は宮古からさほど遠くない中の浜キャンプ場でキャンプ。昔は参加者のほとんどはこのあたりでキャンプしていたと思うけど、今日は小川を挟んだ対岸に数組のシーカヤッカーらしき人がいるだけ。最近は会場そばの駐車場でキャンプしてしまっているらしい。僕も小さい子供がいなかったらそうしたかも(岸壁なのでちと危険だと思ったのだ)。
夏を過ぎればもうガラガラのキャンプ場。それぞれのサイトに焚き火台もある。
駐車場に入れてキャンプの準備をしようとしたそのとき、横を通り過ぎた軽のバンが戻ってきた。「?」。
「まさかこんなところでT-3を見るとは思いませんでした」
って、降りてきた人がいきなり「T-3」という車名を言ってきたので驚いた。ヴァナゴンとかカラベルとかなら未だわかるけど。
聞くと、今は無き某インポーターとT-3の買い付けを行っていたそうだ。なんとまあ、奇遇というかなんというか。何か呼び寄せるニオイでもあるんでしょうかね。T-3と現在の取り巻く環境について話をしているうちに日が落ちてしまった。
夕飯の支度をしていると、どこからともなく猫が来て、物欲しそうな声でまとわりつく。丸々と太っているから、別に餌に困ってはいないのだろう。
選手宣誓をした子とお父さん。ブログも見ていますよ、と言われました。あらま、ありがとうござます。長い船で出ますけど、まあ写真を撮りながら漕ぐので許してください。
そして結果は優勝!
なんか初出場で初優勝とドラマみたいな出来なんですが、息子はというとなぜか大ヘコミ。その理由もまたカヌーライフで(笑)。
タイムは53分13秒。1時間弱を漕ぐために、往復都合2日間をかけたことになる。
帰りは仮眠をとったところで大雨に降られるし(僕は外でテントを張って寝たのだ)。ドタバタだったけど楽しかった、けど既に数ヶ月前の出来事に思えるのだった。