なんかまた今年は格闘「期」となりそうな予感。
左フェンダー付け根部分の塗装の盛り上がりが気になっていたが、ついにボロっと塗膜がはがれた。案の定、下地は真っ赤に錆び付いていた。ふう、鉄を沢山つかっている旧車ゆえの大きな悩み、さびとのタタカイである。RUST-EZEが欲しいなあ。「(車によるけど)ほら、このと~り♪」
板金屋に持ち込むか自分で修理するか非常に悩んだのだけれど、ミッション修理に自転車(+関連用品)と高額出費が続いているので、この冬はスキーを1回分減らされてしまったこともあって、とても板金屋に出したいと言い出せる状況ではなかった。
うーん、自分でやってみるしかないか。
以前、ファントムガレージで錆び落としをやったこともあり、とりあえず手順的なものは見て覚えていた。春に大阪に行く予定があるので、そこまで待とうかとも思ったけど、冬山に行くこともあって結構錆びの進行が早いように思えたので、早々にやっておいた方がいいかも知れない。
とりあえず1万円を上限に工具と材料をそろえる。
ジスクグラインダーと錆び取り用のジスク、布やすり(荒目・中目)、細い溝の錆を落とすための金属ブラシ、家から電源をひっぱるためのコードリールを買いに行く。金属パテは以前購入したものがあったので、それを使うことにした(道具箱を漁ってみるといろいろ出てくるのだ)。DIYショップの代表格であると思っていた●イトは、最近品揃えが大きく変わってしまい、某ディスカウントショップとほとんど同じになってしまった。以前は●マートに無いものがあったら、そこに行けばたいていはあったものだが・・・。その分、ほぼ同じ距離のところに開店した●忠ホームセンターが、●インズホーム並の品揃えとなったので、今後はそちらに行くことにしよう。でも少し変わったものが欲しくなると、ジョイ●ル●ンダまで足を延ばさなければならないのは変わらないけど。
さて、まずは浮いた塗装面と錆びの除去だ。ジスクグラインダーを構え、スイッチを入れた。ギュイーンンンン… 結構な音量と振動だぞ。慎重にボディにあてがう。すぐに浮いた塗料は飛ばされ、錆びも落ちていく。よかった、とりあえず穴が開くまでにはなっていなかった…。
20年経った車にしては、寧ろ錆びていない、と言ってもいいんじゃないだろうか、このT-3ヴァナゴン。あとは教科書どおりに進行する。
ジスクで大まかに削ったあとに、布やすりやゴムやすり、ブラシで錆を丁寧に落としていき、金属面を出す。パテの食い付きをよくするために、多少ザラザラにしておくことが必要なようだ。そしてパテは修理といえば出てくるブランド、HOLTSの金属入り練パテを使う。ボディに合わせて荒荒に隙間無く埋め込んだ。本日はここまで。パテが完全に硬化しないと次の段階に進めない。
…ここからは別の日になるわけで。
まず大まかに削るために電動のサンダーを使おうとしたえど、削りたいところに当てにくいことが判明。また微妙なRもつけにくいということで、地道に手で削っていくことにした。
職人でもプロでもないし、目的は使用するのに問題の無いレベルにすることなので、多少の難点は目をつぶるしかない。(そりゃあできることならプロに頼みたいところだけど、お金がね…)布やすり、耐水ペーパーと順に目を細かくして磨き上げていく。指でなでつつRの具合を確認していく。決して器用な方じゃないけど、ズイブンとなだらかになるもんだ。パテ埋めで新しい形のフェンダーもできちゃいそう。無謀な挑戦はしないけど(笑)。最後にコンパウンドで磨き上げて、とりあえずは終了。
さて、あとは塗料をどうするか?
以前、この車の塗料番号で塗料を特注したのだけど、やはり色の変化にはついていけないところもあった。そこで今回は現物合わせて塗料を作ってくれるショップ(つまり現車調合)を探すことにしたんだけど、なかなか無い。基本的に板金作業とセットなのである。
ホームページでようやく見つけたのは、なんとまた大阪。なんでこう大阪にばかり集まっているんだろう。いくつか質問があったのでこの段階では問い合わせ中だけど、どこか東京近辺でそんなことをやってくれるショップは無いかなあ。