今回の目的は、ファントムガレージにてブレーキの修理を受けたT3を取りに行ったのである。
夕刻に受け取る約束をして、弁天町のマックでこのHP(*旧clubT-3)の制作をしてもらっているU氏と打合せ。ようやくブログの部分だけは目鼻がついた。東京に帰ったら随時アップしていくことにしよう。
その後予定通り夕刻に河内磐船駅に出て、ファントムガレージ岡田メカに迎えに来てもらった。
ガレージで愛機と対面。家族も連れて行ったが、いわゆる町工場的(失礼!)自動車修理工場を見慣れていない二人は、ちょっとビックリしていた。
今回の修理と点検についてレクチャーを受ける。
今回メインの項目であったブレーキについては、フロントキャリパーピストンに錆びが発生して、半分ロックしていた。つまりほとんど作動していなかったとのこと。本来はキャリパーピストン交換か、本体の交換が必要だが、とりあえず錆びを落として何とかしたとのこと。いずれにせよ、完璧な状態ではないというので、次回はピストンの交換が必要である。とにかくこれまでに事故を起さなかったのは幸いだったと言えよう。
リヤブレーキはとくに問題は無かったというが、なんとライニングの組み間違えがあったという。これもどうも前オーナーのシロウト修理が思い当たる。一応、シリンダー交換をした。
エアフロはとくに問題はなかったというが、新品を買ってもいたので、交換してもらった。
フューエルラインもやはり交換した方がいいとのこと。 さらにポンプ廻りのホースは特殊なので国産品は難しいそうで、ついでにフューエルストレーナーも交換するといいそうだ。
冷却水系はやはりTピースという部品からにじみがあったというので、次回の交換対象となった。
エンジンに関しては力が少し無いとのこと。うーむ。といっても、問題があるわけではなく、消耗品の交換が必要な頃だというのだ。OHで直るということだが・・・。
まあ、あけてビックリ、というほどではないが、やはり見れば診たでどこかしら不具合が見つかる車なのである。初期化までの道のりはまだまだ厳しそうだ。
しかし本来、旧い車に関しては、こうしてきっちりと状況を説明してもらいたいし、するべきなのであると思うが、過去東京で受けてきた修理において、きちんと説明を受けたことは皆無に近かった。なかには「ユーザーに会いたくない」などというメカもいた。これなどは言語道断だとさえ思う。足回りを何回も見ているというのに気がつかなかったのだろうか?
岡田メカは修理状況をデジカメで撮っているので、整理がついたら、次回の整備推奨項目とともに送ってくれるとも言ってくれた。
で、肝心のブレーキの効きはというと、利き始めのアタリが大分近くなったことと、毎回同じフィーリングになったというところが、今感じられる効果というところだ。もっとも馴染むまでにそこそこ時間がかかるそうで、楽しみでもある。