2速から3速の間で、クラッチが滑る感じがする。止まるときにシフトダウンのショックが大きい。うーむ、これはヤバイぞ。と止めてATFの量のチェックをする。案の定、規定の量まで入っていなかった。3ヶ月ほど前にチェックしていたから、明らかに少しずつ減っている。根本的な治療は来年のOHまで待たざるを得ないが、とにかく減った分は補給しなければAT自体を壊してしまう。
ところで、T3のATFはデキシロンⅡDという規格である。現在の車のほとんどはデキシロンⅢという規格になっており、これがまた探すのに苦労する。
以前デキシロンⅡD規格のATFを購入した代理店に問い合わせたところ、今度は「うちでは扱っていない」と拒否にあってしまった。輸入代理店にクレームを入れようと思ったが、面倒なので止めた。もちろん2度とそこから買うつもりはない。
以前やはりATFを探していたときに、出光興産に問い合わせたことを思い出した。恐らく書いていると思うが、繰り返すと「ATF-DX」はデキシロンⅢではあるものの、デキシロンⅡDを補って余りあるものです。ただ20リットル単位になってしまうので、1リットル欲しい場合は容器を持ってきてください、ということと、取扱店が限られてしまうということ。
幸いにもいつも行くスタンドで扱っているというので、数ヶ月ぶりの洗車のあと、容器を持ってスタンドに向かった。ATFの量り売りは初めてらしく(そりゃそうか)、手間取ったがなんとか購入し、その場で補充する。1,260円也。
なんと半分近く飲み込んでしまった。うーむ、かなりヤバイ状況だったのかも知れぬ。
その後走り出してみると、先にあげた症例はほとんど出なくなった。とりあえず、よかった。
帰りに何の気なく寄ったオートバックスに、なんとデキシロンⅡD規格のATFの1リットル缶が置いてあるではないか!!しかもオートバックス製である。以前はあれだけ探したのに全然扱っていなかったというのに!!ベンツ、BMWなどの欧州車用との記載があった。よっぽど要望が強かったのか。値段は1110円くらいだったかな。一応購入しておいた。(練馬高野台店であったが、まあいずれにせよ、こうしたものを簡単に購入できるようになるのはありがたいことだ)
真四角で無粋な見てくれとは逆に、アクセルのフィーリングことさらかように五感を発揮して運転しなければならない車なのである。