そしてこれもまだ愛機が手元にある12月の出来事なのです。
愛機がドック入りして早一ヶ月。こちらでは何も作業ができないのに、このブログを更新するだけのネタは十分持ち合わせているのだから、嫌になってしまう(苦笑)。
全長5m、重量40kgに及ぶカヤックをどのように2mを越えるルーフにあげるのか?
で考えついたのが、滑車とロープを使って引っ張り上げるという方法。多分屋根に乗ってしまった方が早いかとも思うのだが、90kgに近い体重でFRPの屋根に乗るのもどうかと思うし、もともと高い所はあんまり好きじゃないので、なるべく地上に足をつけて作業をすることを考えた。
そこでまずキャリアバーの位置をずらした(1月19日の記事)。今回はラッゲージボックスの前側に滑車をひっかけるためのリングを固定する作業である。
この金具、常に風にさらされることになるので、ステンレス製の船舶金具と同じくステンレス製のボルトを使うことにする。意外と大きさに比べて対荷重の値が低いみたいで、カタログを片手に満足な値を持つ金具を探し出したら、けっこうゴツイものになってしまった。
取り付けはもう実に簡単に現物あわせ方式だ。
ラッゲージボックスを外して金具を仮留めして穴をあける位置を決め、細いドリルで下穴をあける。
裏面は締め付ける力が分散するようにアテの金具を入れて、ボルトで締め付ける。
そして出来上がったのか、このような感じである。
動力関係に手を入れるのは怖いが、こうした作業であれば自分でやってしまうのだ。僕の大事なオリジナル・トランスポータ-であるのだから。