GWは僕にとっては取材のための時間でもある。今年は西の方に取材が入ったので(入れたので?)、移動の中日にファントムガレージに寄ってエンジンOHの残りの修理をしてしまうことにした。
例によって深夜まで仕事が終わらなかったため、予定よりも2時間ほど遅れて東名高速に乗って一路西を目指す。先日導入したETC(2005年6月30日の記事)がキチンと作動してくれるかドキドキだったので、初体験はETC/一般併用レーンから入ってみた。ピッと電子音がなってゲートが上がる。「うん、うん幸先いいぞ」。って幸先も何もプロが設定してくれたのだから開かないはずはないのだが、とにかくきちんと作動することにカンドーした。
順調に走り、足柄SAの前にある長い登り坂に差し掛かった。GW前日の夜ということもあって、いつもよりもかなり車が多い。まだ慣らし運転の状態とも言えるので、登坂車線を無理の無い速度で走っていった。そしてSAへの誘導路に入り、アクセルを戻した瞬間、
「ビーーーーーーーーーーーーー」
というケタタマシイ音が車内に鳴り響き、コンソールのOILランプが点灯した。
オイル異常の警告である。
マジかよー!!前回これが鳴ったとき(2003年9月24日の記事)ほど驚きはしなかったが(慣れと言うのは怖い)、OH後ということもあってちと不安になる。
この警告灯は、オイルが規定よりも少ないか、オイルが柔らかすぎてセンサーが感知しないというときに鳴るのだが、OH後オイルが漏れているような形跡はまったくなかったし、出発前の点検でも十分規定内にあった。
しかし鳴ってしまったものは何か原因があるのだから仕方ない。車を止めてオイルを入れようとしたが、OHしてからは予備のオイルを降ろしてしまっていたのだ。
とりあえずは幸か不幸かSAなのでスタンドもある。小雨が降り始めた駐車場を、端にあるスタンドまで歩いていった。
「鉱物性でなるべく硬めのオイルを1Lいただけませんか?」
オイルはあるというのだが、一番硬いのでも10Wしかない上に、オイルだけを買う人はそんなにいないのか、1L缶は置いていないとのことで4L缶に1L入れてもらうことになった。
次第に強くなる雨の中、オイルを若干継ぎ足す。ほんとに少しだ。その後、ファントムガレージまで、警告アラームが鳴ることはなかった。
この原因はガレージで判るだろう…か。
*後日に総括しようと思っているのだが、僕のOHはファントムガレージのOHでも初期のものにあたり、さらに予定していた費用と期間を大幅に上回ってしまったため、使えるものは極力そのまま使うという方針で組み上げている。
*最近OHをしている車は、このあたりのオイルセンサー類も交換・調整しているとのことなので、ほとんどこのような症状は発生していないのではないかと思います。