オイル警告灯点灯の原因と対策について協議する。原因は今回のOHで交換を見送ったオイルプレッシャーセンサーの不良ではないかということ。僕の前にOHしたO氏もしばらくは警告灯の点滅に悩まされたそうだ。
(最近のOHではセンサーの点検もメニューに入っているということなので、OHを予定されている方はご安心ください)
とりあえずは大阪往復分+αを走っているのでオイル交換をしておくことにした。岡田メカが持ってきたのは、SUNOCO(スノコ)というちょっと聞いたことのない銘柄。
U氏も薦めていたが、ちょっとどのような素性のオイルか調べてみると・・・。
スノコとは日本語っぽいが、「サン・オイル・カンパニー」の略
100年以上の歴史を誇る世界有数の総合エネルギーメーカーで、原油の採掘から精製、石油製品販売までを手がける。最高品質と言われる米国ペンシルバニア州フィラデルフィア産の原油をベースとしており、モーターオイル米軍用規格MILを全てクリアー。米軍、自衛隊などに幅広く供給しており、潤滑油部門では世界第2位の生産量を誇る。・・・とまあ、聞いたことがないことが不思議なくらいな大企業であった。
後日量販店に立ち寄った折にオイルコーナーをのぞいてみたら、このメーカーオイルが何種類か並んでしました。
そして今回入れるのは、5W―という、聞かされていた定説を覆すやわらかいオイルだ。僕が聞かされていたのは、このエンジンは水冷エンジンとして完成の域に達しておらず、半空冷(油冷)エンジンなので、なるべく硬いオイルにした方がいいというものであった。
「岡田さん、そんなやわらかいオイルいれちゃって大丈夫なんですか?!」と僕。
「OHした後だから大丈夫ですよ。あとは(このやわらかいオイルは)フラッシングの意味もあるので、夏前にまた交換しましょう」と岡田メカ。
OH後はあたりがつくまでに金属粉がけっこう発生する。人によってはOH後に関しては、しばらく3000kmごとのオイル交換を薦めているくらいである。エンジン全体にとにかくオイルを回して、OH後に発生するスラッジを流しておく必要があるのだろう。
このオイルは浸透性がすごく高いので、ガスケット部などからオイルが滲むことがあるという。まあ壊れるのでなければ別に問題なしだが、以前植えつけられた「T3の常識」が崩れるのを感じた。
ただ、OH前のエンジンであれば、固めのオイルで密閉性を高めておく必要があることは変わりない。僕の車はある意味、BPクラシックによってなんとか密閉性を維持していたようなものだ(2004年6月9日の記事)。
それにマニュアルにも推奨オイルは気温によって設定されており、一般的な温度(moderate)では20W-50が適当のようである。
さてお次は・・・
「オルタネータの交換は?」と岡田メカ。
「すみません、お金が無くて今回は見送りです」と僕(目をそらす)。
「うーん・・・」(危ないんだけどなあ)と岡田メカ。
「ちょっと、エアコンの調子だけ見てくれませんか?」と話をそらす僕。
というわけで、次はエアコンの調子を見ることになった。