これから暑くなる季節を控えて、「一応」エアコンのチェックをしてもらうことにした。昨年、DrのラボでR12を継ぎ足したので問題ないだろうという自信はあったのだが、一応裏付けが欲しかったのだ。

エアコンのガス量と冷え具合などを確認していた岡田メカ、ひと通りの作業を終えると、
「うーん、コンプレッサーがヤバイかもしれませんよ」と、スカッドミサイルが放たれた。

ちゅどーん!!
「マ、マジっすか?!」
へなへな・・・へな・・・

風量に比較して冷えが非常に弱いという。かといってガスが少ないわけではない。つまりちゃんと周っていないらしいのだ。
「ちなみに、このまま放っておいたらどうなります?」と恐る恐る聞いてみた。
最悪の場合は、コンプレッサーのクラッチがいかれるとベルトが切れ、その切れたベルトが他のベルトに絡まって他の機器を壊すかもしれないという。せっかく直したばかりのエンジンである。補機ひとつで重大故障は引き起こしたくない。

結局、エンジンにくっついている補機群、とりわけベルトで結ばれて動作する「オルタネーター」「パワステポンプ」「ウォーターポンプ」「A/Cコンプレッサー」のうち、パワステポンプ以外は全部ダメってことだ(ウォータポンプはOH時に交換した)。・・・実はパワステのセンサーもいかれていることがこの後わかるのだが。

もちろん、補機だって寿命がある。
ここからは推測だが、OHによって元気になったエンジン本体に、やはりくたびれた補機類がついていけず、寿命を縮めてしまったのだろう。どこか直せば、そのしわ寄せが弱いところに必ず出る。これの繰り返しなのだ。結局、中途半端なリフレッシュで済ませるのではなく、やるときゃバシっと全部やっちまえこの野郎!・・・ということなのだろう。

状況としてはA/Cコンプレッサーとドライヤーを交換すればいでしょうという。エアコントラブルの定番であるエバボレーターやエクスパンションバルブまではその必要はないでしょうとのこと。まあトラブルは最小限、というところだろうか。

ただ、どうせA/Cコンプレッサーを交換するなら・・・という別の悩みも、この世代の車には出てくるのだ。これはまた後日。

しかし困ったのは確か。A/Cコンプレッサーは結構な値段である。かと言って熱帯化著しい日本、今年の夏も暑そうだし、僕はともかく、生まれて半年の次男を乗せるのはちょっとキビシイ。
やっぱリビルド品をUさんを通じてお願いするしかないかなあ、と思ったが、そういえば、Oさんのエアコンのリフレッシュかに玉事件のときに、コンプレッサーを新品に替えている。岡田メカからもアドバイスをもらったので、ちょっと相談してみることにした。

とりあえずこの日は、エアコン関係は何もいじらずにおいておき、次回の(既に「次回の」なのだ・笑)修理計画と時期について、岡田メカと綿密なる打ち合わせをする。
*ところがぎっちょん、この打ち合わせが無駄になるとはこのとき誰が予想しよう・・・。

またもや午後も深い時間に、ようやくこの日にファントムガレージで予定していたメニューを終えたのだった。そしてさらに、僕は運び屋ジョーと化して岡田メカとDrの待つラボへ向かうのであった。

あ、また昼飯食べ損ねた!!