時系列的に言えば5月GWのDrのラボでの出来事である(2005年7月21日の記事)。

ようやくねじ込んだデフレクター(2005年7月15日の記事)であったが、窓を上げ下げするとどうしてもデフレクターのところでスピードが遅くなってしまう。やはり負荷がかかってすべりが悪くなっているようなのだ。

そこで、Drがひとつの缶を持ってきた。
「これが効くんだよー」といって、デフレクターと窓が擦れるところに入念にスプレーをする。数回窓を上下するうちに、途中でスピードが落ちることがなくなった。あっという間になじんだのである。

何かと聞けば、「シリコンスプレー」ということであった。「あ、よくDIYのショップにあるやつですね?」と言うと、Dr曰く、量販店で売っている2~300円のものは劣悪なものが多いという。シリコンの含有量が少なくベタつくだけなのだ。これはDrが仕事でも使っているというものだという。
「僕の車のスライドドアを開けてみ」と言われたのでやってみると、ガチャ、スーっとドアが開いた。その重さをほとんど感じないのだ。

えーっ、こんな軽くなるんですか?
というわけで、早速試してみる。僕のT3も古くなったほこりだらけのグリスやゴミをふき取って、ボディとすれる部分やコロに入念にシリコンスプレーを吹いていく。そして数回開け閉めし、さらにスプレーを吹く。

するとDrのT3ほどではないが、かなり軽くなった。スバラシイ。後日、そうなっているとは知らず、息子が思い切りドアをあけてしまい、思わず外れるかと思ったほどである。

売るほど持っているというので(笑)、Drに一缶売ってもらった。今はグリーススプレーの替わりにこの缶を積んでいる。