というわけで、またまた奮闘記に戻ります(笑)。
ちなみにこの話しは2005年6月26日の出来事です。つうことは3ヶ月遅れですね(苦笑)。
OH直後は早めのオイル交換がいいよ、とOHの先輩Uさんから伺っていたし、またATFもずっと交換していなかったので、Uさんの交換に相乗りさせてもらう形でエンジンオイルとATFの交換をすることにした。場所はUさんの車がある駐車場だ。
まずは時間のかかるATFから。
準備したATFは「Redline D4」という銘柄のもの。1クォート(946ml)ボトル 6本を用意していただいた。
この銘柄に関してはUさんが色々と調べて見つけられたもので、しかもT3ヴァナゴンの指定規格である、デキシロンⅡD規格に合っているものだ。
Uさんとしては、やはりモータリゼーションの先進国、アメリカ製のものがいいのではないかということ。値段はと問われればATFの中ではけっこう高いのだが、へたりかけているミッションの寿命を延ばすことができるのであればそれでもいいだろう。
そして早速ATF交換に入るのだが、オイル交換のように単純に抜いて入れればいいというものではないようだ。このときは以下のような手順で行った。
規定の量が入っている確認する。
まず注油口からポンプでできる限りATFを抜く(上抜き)。
抜いた分、新しいATFを補充する。
シフトレバーを全てのレンジに入れて走行、また通常走行も10kmほど行い、旧いATFと混ぜ合わせる。
エンジンを止めて再びできる限りATFを抜く。
抜いた分のATFを補充する。
これを数回繰り返す、が望ましいが、今回はとりあえず1回にとどめておいた。
ATFを抜いてみると、なんと皆驚きの、すさまじい汚れであった(苦笑)。真っ黒。通常ATFは赤ワインのような透明な赤色。ディップスティックにつくATFは、そこそこピンク色だったので油断していた。
ポンプで抜いてみると2L程度しか出てこない。T3のミッションは全体で3L入るので、 2/3程度か。「オートメカニック」誌には、一回の交換で1/3程度しかできないとあるので、問題はないだろう。
初回の交換のあと付近を一周する。フィーリングは確かに良くなったようだ。続けてATFを抜き取ってみると、汚れは大分マシにはなっているようだ。
新しいATFを補充し、再び付近を一周してみる。
さらにフィーリングは良くなった。あとはしばらく量の確認を怠らずに様子を見てみることにした。
ATFを交換したUさんの機体に同乗させてもらったが、エンジンの出力がダイレクトにタイヤに伝わるような感覚があり、なかなか心地よい。ATFは重要なパーツであることを再認識する。
ATFの交換時期に関しては、走行距離ではなく稼働時間で判断すべきだと「オートメカニック」誌にATFメーカーの話として出ていた。走っていなくてもATFは攪拌されているからだという。まあ確かに。理想的な交換時期は300~400時間だそうだ。
ならば渋滞の多い場所でよく乗る人は、ボートと同じアワーメーターをつけた方がいいのかも知れないなあ。ボートでは走行距離を測ることは難しいので、それに相当するものにエンジンが動いている時間をカウントする「アワーメーター」というものがある。
僕の場合は、2日で8時間乗る週末が3回で24時間、ちょいのり週末2回で8時間。これで1ヶ月32時間程度。だいたい1年弱くらいで交換というところだろうか。Vnmcでは20,000kmごとの交換がいいとmさんが述べていた。すると、僕の使い方だとやはり1年くらいということになるな。
次回はエンジンオイルの交換です。