リアシートをあけてビックリ。そこには・・・。

そうそう、ひとつ書き忘れていたことがあった。

例の「甘い香り」のことである。

この2月アタマ頃から、リアヒーターのスイッチを入れると、なんとも甘ったるい刺激的な匂いがしていた。クーラントのにおいである。水回りは大方チェックしていたし、前回リアヒーターを確認したときは漏れは見当たらなかったし、その臭いは、以前ラジエーターのエア抜きをしたときに漏れたクーラント(2006年2月17日の日記)のものかと思っていたのだが、2ヶ月近く経っても続いているようだと、どうやら違うようである。

ファントムガレージでスイッチをONにしてヒーターのスイッチを入れても最初は臭わなかったのだが、エンジンをかけてスイッチを入れなおしてしばらくすると、途端ににおってきた。

「あー、くさいくさい。こりゃ漏れているわ!」とFさん

シートをあげてヒーターのある場所に岡田メカは手を入れる。「あー、漏れているよ」と戻した手にはクーラントがついていた。こりゃだめだわ。アッセンブリーごと交換である。

以前確認できなかったのは、単に元栓を締めていたからに過ぎないようだ。冷却水を回し、頻繁にヒーターを使うようになったら途端に壊れたというわけだ。

フォルクスワーゲンT3ヴァナゴンにも定番と呼ばれるトラブルが「いくつも」ある。

なんとかこのトラブルから逃げようとするのだが、結局どうやってもトラブってしまうようで、ゆえに「定番」なのだが、要は耐用年数に対する感覚の違いなのだろう。

なんだかんだで今年で16年目だし、16万km以上走っている車ということを忘れてはならない。

幸いなことにこれから暖かくなる季節なので、さほど困らないだろうと思うが、あれほど健康(に見えた)ヒーターコアが、クーラントを通すだけで漏れ始めるとは。水が通るところは全て劣化していると思った方がいいかもしれないな。