Mさんは兄弟でT-3Vanagonに乗っている。僕の愛機と合わせて3台のヴァナゴンが並んだ。

今や日本でもっとも多くのフォルクスワーゲンT-3ヴァナゴン/カラベルを掲載している「VOXX」誌。前回のT-3デヘラーエッティンガーチューン(2006年4月5日の日記)に続いてということになります。

というわけで、日曜に取材に伺ったのは小金井公園のほど近くにあるMさん宅。

うちからは車で10分ほどの距離にあるのです。小金井公園といえば、「江戸東京たてもの園」にちょくちょく行っていたりしていたのですが(2006年1月10日の日記)、なぜかお会いできないでいたのです。

さてこちらは編集長であるUさんがカメラを担当しました。

まずびっくりしたのが、家の色と車の色が同じこと。なんつーかトータルコーディネート。

そしてその家、1Fがガレージと工房、2Fがリビングで薪ストーブが入っているんですね。この住宅地で薪ストーブ!?その家も内側が桧のムク材を使ったり、壁に工夫がしてあったり、梁に古民家の部材を使ったりとコダワリにコダワッた建築なのです。知り合いの大工さんと検討に検討を重ねて図面をひいていったとか。

その根底にあるのが、今流行りの高気密住宅には「しない」という点。つまり家の密閉度を上げて機械的な空調を駆使して、家の中に人為的な環境を作り出すのではなく、湿度や温度などで変化する「木」という素材と、風や空気などをうまく流すという環境を創って、その中に住むという考え方。これ、思いっきり賛成です。

なんか2日続けて激しく同意できる方に出会ってしまったのでした。

建坪を伺うと意外と小さい。うーん、これってウチでもできないかなあ、と思ってしまったのでした。崩壊寸前のボロ屋だし…。

素材の特製を生かす、という点では、T-3ヴァナゴン・ウェストファリアのポップアップルーフのテント生地もそうと聞いたことがあります。コットンキャンバスは、雨が降ると目が詰まって中の暖気が逃げるのを防ぎ、晴れるとその逆で通気性が高まるとか。

車にこだわるのではなく、生き方、ライフスタイルにこだわった結果、T-3ヴァナゴンになったというのがいいですね。

ところで取材に駆けつけてくれた弟さんのT-3シンクロ、帰りにブレーキが壊れたとか。「今調子いいんですけど、調子いいって言うと途端に壊れるってジンクスがあるから」と言っていたんですけど、思いっきりジンクス通りになってしまいましたね(苦笑)。僕もうっかり言わないようにしないと(爆)。

さて、このT-3ヴァナゴンとMさんのライフスタイル、詳しくは8月1日発売予定の「Voxx vol.5」号を是非読んでくださいませ。