ベッドの端とジャンプシートをつなげる橋

T-3ヴァナゴンウェストファリアの1F部分は、簡単にベッドが作れる仕組みになっている。

ただ広さ的にいうと僕一人で寝るにはまあ問題ないのだが、かみさんと子供二人(7歳と1歳10ヶ月)が寝るにはもう狭いくらい。ちなみに2F部分も就寝定員2名となってはいるが、身長185cmの僕では、対角線に寝て頭が落ちないという状況である。まったく規格外の体格は困ったものである。というわけで、なんとか少しでもベッド面を広くしたいのだが、助手席の背面にあるジャンプシートとの間にできる隙間というのが曲者。これを埋めるとジャンプシートとその横にカヤッキングのときにいつも使っている収納ボックスをおけば、多少でこぼこはするものの、運転席後ろからリアエンドまで広大な空間を確保することができる。

例によって構想はあったものの、全く時間もなかったのでそのままになっていたのだが、信州で友人の家族らとともにキャンプをすることになり、すでに夜は相当冷え込むという話を聞いたので(この記事を書いたのは去年の10月ね)、意を決してこの隙間を埋めるための延長部分を製作することにした。

空気で膨らませる隙間埋めクッションも一瞬検討したが、これを使うとその部分のスペースがまるっきり死んでしまうので、パイプと板で組んでベッド下もスペースとして使える形にすることにしたいのだ。

材料はもちろんイレクターパイプ。以前三菱デリカに乗っていたころの改造をヒント(今は無き「Goody」誌に取材されています)に、またまた簡易ベッドの製作である。本当はきちんと図面なりを引いてあれこれ考えを巡らせてやってみるべきなのだろうが、時間がない。すべては現物あわせである。

使わないときはこうしてリアに置く。あまりにピッタリすぎて出すのにちょっと苦労する。

採寸してみたところ、長さ108cm、幅20cm、高さ45cmとした。長さは使わないときにリアに置くことができるように考えて出した長さ。

こうすると、90cmのパイプ2本、150cmのパイプ2本で、あとはこれをカットすればほとんど無駄になるところはない。

まあイレクターを組むのは慣れたものなので、組むことそのものはスバヤクできた。まあ今後修正していけばいいか。天板も幅20cmのものを探してきて、端だけカット。時間があれば、フェルトなどを貼ればいいだろう。(ちなみに、5ヶ月経った今もそのままである・笑)

というわけで突貫工事の延長ベッド、なかなかいい具合である。