車を準備して家の前まで来たのはいいが、外に出てみるとなんかガソリンくさい。花粉症で鼻が利かないはずなのだが、それでも十分過ぎるほどに鼻を刺激した。
すっごく嫌な予感がして、ふと視線を下に落とす。すると道路にしみができており、次第に大きくなっている。
「???」
反射的に車の下をみると…。
「うわっっっ、漏れてる!!」
フューエルフィルターのあたりから、それこそ滴るようにガソリンが漏れている。カミさんに事情を話してタクシーで行ってもらうことにして、とにかく車を車庫に入れる。エンジンをきると、フューエルポンプも止まるので漏れも止まる。
漏れているガソリンをふき取る。すぐに詳しく状況を見たかったのだが状況がそれを許さなかったので、用事を済ませつつまずはファントムガレージの岡田メカに緊急メール。
しばらくしてから岡田メカから電話をもらい、確認ポイントを教えてもらってようやく車の横に立てたのはそれから約二時間後、下に回りこんでみても、既にガソリンは蒸発してしまってどこから漏れていたのかわからない。とにかくどこから漏れているのかがわからないとどうしようもないので、エンジンをかけてみた。
フューエルポンプがジーと音をたてて回っている。
1分、2分…。あれ?漏れてこないぞ。
3分、4分…。おかしいなあ。圧が足りないのかな?
数回アクセルを踏みこんでみる。
5分、6分…。一向に漏れる兆候は無い。しみさえできていないのである。
またこれだ。原因を突き止めようとするとなぜか再現しないのである。
ここまで確認して岡田メカに電話。当然岡田メカも首をひねる。
「漏れるとしたらホースか、継ぎ目からなんですけどねえ」。
前に漏れたガソリンは完全に乾いてしまっているので、どこから漏れたのか全くわからない状態である。
フィルターやポンプそのものから漏れることは考えにくい。ましてや交換したばかりといえばそうなのである。それに慌てつつも確認したときには、確かにフィルターから落ちていた。すると、フィルターの前か後ろかということになる。
とにかく、ポンプとフィルターの間にある短いフューエルホースのジョイント部のネジを増し締めしておくことにした。確かに若干回ったが、これくらいで漏れるようなものなのだろうか。
そして今、この事件があってから結構走っているのだが、まったく漏れる気配がない。原因はやはりネジのゆるみだったのだろうか。
発車前に車の下を確認するクセがついてしまったので、このあいだは車の下に滑りこんでいたサッカーボールを発見。知らずに走り出したら間違いなくつぶしていました(笑)。