そしてガソリン漏れの次ぎに来たのがこれだ。
今週末はファントムガレージだ~、アレもやろうコレもやろう、なんて考えつつ、その日は久々の洗車をして、ファントムの帰りに寄ろうと思っているキャンプの準備なども終わらせた。
そしてちょいと離れた友人のところに遊びに行っている子供を迎えに行こうと車を車庫から引っ張り出し、家族を載せて出発したとたん、何かを引きずるような音が後ろから響いて来た。
「な、なんだ?!」
前々から後輪にわずかな異音が出ており、ファントムに行ったついでに診てもらおうと思っていたのだが、一気に逝っちまったという感じである。
まさかこんなことが起きるとは、である。
どうも最近、家族を載せていざ行かん、とした途端に故障、それもとんでもない故障が起きる。まずいなー、立場悪くなるなー、と思いつつ、危険な思いをさせるわけにもいかないので、駅近くに降ろしてまたもや駐車場に逆戻り。
「そろそろCVジョイントやばいんじゃない?」と岡田メカから言われていた。ブレーキの引きずりも予想したが、もう引きずっているなんていうレベルじゃない音だ。もしかしたらリアのベアリングもやばいかも、ということだ。
エンジンが調子良くても、伝達装置がダメなら当然走らない。元気になったエンジンに負けたという感じだろうか。
というわけで、大阪までは自走して行く予定だったのだけど、途中止まってしまう可能性もあるので、ローダーで運搬することになった。以前はボウケンも試みた僕だが、今回は大事を取ることにした。とても500kmを走るには厳しいかなと思えるくらいにスゴイ音がしていたのである(泣)。
ほぼ2ヶ月前、友人のヴァナゴンをローダーで運んだが、まさか今度は自分自身のヴァナゴンが載ってしまうとは思わなかった。
というわけで(2007年3月27日の日記)、岡田メカに連絡をとって陸送の手続きをしてもらった。…飛び飛びになってしまい申し訳ありません。
大阪に向かって走る予定にしていた24日に取りに来ていただくことで調整をお願いしたのだが、引越しシーズンということもあって非常にこんでいて、こちらに来れる時間は読めないと言う。うーむ、1日張り付きになってしまうではないか。
当日朝、こちらの事業所に連絡を入れると15:00くらいには行けそうだというので、まあこのブログの記事など書きながら(笑)待つことにしました。そうそう、大阪で車検後に家族で近畿地方を周ろうと思っていたので、既に載せたキャンプ道具なども降ろさなければなりません(泣)。
家の周りは狭いので、どこにローダーを誘導するか思案していたのだが、電話があって、家の前に来ているという。
玄関を開けてみると、作業服を来た男3人が立っていた。
「あれ?ローダーで来たのではないですか?」と聞くと、自走出来るというお話だったので八王子にある営業所までは自走させるという。なんだ、それなら持ちこんでも良かったのに、と思いながら、「多分八王子までは持つと思うけど、異音がするので注意してくださいね」と話すと、ちょっと退いたようだった(苦笑)。
駐車場に行く途中、その中のリーダー格のサーファーっぽい人が「いや、ヴァナゴンって聞いたんで珍しいなと思って」と話しかけて来た。お、車知っているね、この人(笑)。
傷のチェックをするというので、車を前に出して欲しいと言う。
エンジンを掛けると、先ほどのリーダーが「一発でかかるんですねえ」と感心したようにいう。
うーむ、T-3を知っていても一般的なイメージはそんなもんかな。
エンジンはいいんだけど、アクスル系が壊れそうなんで修理に持って行くんですよ、と話し、慎重に運転してもらいたいと伝えた。
それにしても結構興味を示しましたね、この人は。
運転は若い飛ばし屋っぽい感じのあんちゃんだったので、国産車に比べてしっかりと踏みこまなければ利かないこと、アクスルとハヴが厳しい状態であることを伝える。
人が運転する我がヴァナゴンというのはあまり見たくないが、このま四角なボディとエンジン音は、やはり魅力的なものだと再確認をした。さほど重症でないことを祈るのみである。
一応、その後1時間ほど家で待機したのだが、何も連絡がなかったので、まあ無事ついたのだろう。
さてこれからは岡田メカのところでの格闘が始まるわけである。僕も時間が取れる週末は「青春18きっぷ」でも使って行って見ようと思っている。