大きな開口部にはモスキートネットは必須なのだ。

中古外車の専門誌にUCGというのがあるが、前号夏の特集は「メローな夏車で休日を楽しむ」というものだった。…この日記はいつ書いたのかばれてしまうような話題だけど…。お、これはまさにヴァナゴンにピッタリの企画ではないか!手に取ってみると、表紙にもヴァナゴンの文字がある。おお!さっそく中を覗いてみると…。期待のT-2は後期のベイウィンド。そしたら次ぎはT-3だろうと思ったら…、T-4だった(しかも筆者のだそうで)。

ガクッ。T-3もあったけど、それは空冷ハッチバックのバリアント。まあ確かに空冷よりも部品の調達は難しいし、T-4よりも動力性能は劣るかもしれないけれど、室内のユーティリティは両モデルよりも遥かに高い。またドイツ的な「律儀さ」で作られた最後のモデルだと思うのだ。この企画であれば、T-3の方が合っているよなあ、というのはオーナーの嫉妬でもあるか(笑)。

さて、これは旅に出る前のプチ改造。

廃車になった友人のヴァナゴンは見たこともないパーツが結構ついていた。

サイドのアクリル二重窓には、さらにモスキートネットも付けられるようになっていた。

取りつけ方法は、基本的には他のモスキートネットと同じスナップなんだけど、やはりスナップだけでは隙間から虫が入ると判断されたのか、ベロクロが縫い付けてあった。さらに材質も他と比べると柔らかい素材が使われていた。うーむ、やはりヨーロッパモノは仕様が違うのだろうか。

これも現物合わせてスナップを取りつけて行くのだが、下部は内装とフレームが重なってしまうのか、安物ドリルだとはじかれてしまう。ネット側のベロクロも全然生きているので、両サイドのみスナップにして、下はベロクロで止めることにした。

下端はベロクロ留めで。

使わないときもいちいち全部取り外すこともないかと、下端のベロクロを上端の一部に挟んで巻き上げている。

というわけで、ギャレーのカバーのサイドにも木目シール(もちろんチーク)を貼ってしまった。

スモークが貼られた旧ウィンドウよりも明るく感じる。何よりもブラウンなのがいい。ウッド化計画はキャビンにも押し寄せる?!