突然オイル警告灯がけたたましい音とともに鳴り響いた。
最初は何が起こったかわからず、室内をぐるぐると見まわしてしまった。ブザーは切れることなく鳴りつづけている。こんなときに限って車を停められそうな路側帯はない。後ろの車には悪いと思いつつも、ぐっとスピードを落としてしばらく走らせた。

ドライブインがあったので、車を止め、オイルをチェックする。アンダーラインに近いが、しかし規定値内だ。漏れているのか?エンジン下を見るが、それらしい形跡はない。

ふと前を見るとガソリンスタンドがあるじゃないか!早速行ってみると、そこにはなんていうか、まあお年を召した人がひとり。「すみません、エンジンオイルありますか?」「はあ?!なにオイル?」いかん。予想した通りだ。ガソリンしか入れたことがないのだろう。「あ、いいです。さようなら」。外にかかった「サービス第一」の看板が悲しく見えるそ。

例によって撮影の仕事で来ているので、だましだましでも行くしかない。目的地の鉄橋そばまでくるが、もしもの時のことを考えて路側帯に止める。しかし列車通過時刻近くにはパトカーが見回りに来ると言う地元の人の助言により、えい仕方がない。河川敷まで降りた。
そこで店に電話して原因を伺うと、オイル警告灯、ブザーがなる原因は以下の3つだそうだ。

1) オイル残量が無い 
2) 粘度の低いオイルを使っている(センサーの誤作動) 
3) センサー自体の故障\nとにもかくにも、オイルの残量の確認がその機能とのことなので、とりあえずこまめにチいればまあ問題はないとはいうが。

このT3におけオイルの役割には、冷却と言う重要なミッションがあるとのことで、なるべく硬いオイルにして欲しいとのこと。特にスタンドでオイル交換というと、粘度の低いものにされてしまうことが多いので、要注意だそうだ。
冬場でも15W以上、夏場なら20W以上がいいという。

で、撮影を早々に切り上げて量販店に行く。
で、オイルを探すが、20Wはおろか15Wもほとんどない!ようやく15W で見つけたのは、化学合成のレース用高価なオイルであった。しかし背に腹は代えられぬ。普通のオイルなら2本買える値段で購入した。ところが入れてみれば1/3も入ったろうかというところだろうか。
やはりオイルは1Lは常に携行していなければならないな。という勉強をした。

でも地方のカーショップのオイル関係の品揃えを知っておいてよかった(オイルフィルターも含めて)。国産車のときはそんなの意識もしなかったし。うーむ。